ボストンマラソンに向けたトレーニングは2月11日〜9月8日まで、トータル7か月。
2020ボストンマラソンの公式20週間トレーニングプランは、いよいよレースウィークに突入です。
20週間100日で100個の★を獲得し、本番レースに挑みました。
この記事を書いている私は、2020年9月14日のボストンマラソンでのサブ4を目指して、20週間トレーニングプランを実践しました。
レース当日までの道のり
7か月も続けてレースに向けたトレーニングプランに取り組んだのは初めてです。これまでは長くて3か月でした。
4月20日のボストンマラソンに向けて
4月のレースに向けて、最初は岩本能史さんの『限界突破マラソン練習帳』の「サブ4の10週間練習メニュー」に2月11日から取り組みました。
ほぼひと月後の3月13日、ボストンマラソンは4月20日から9月14日へ延期されると決まり、トレーニングメニューをいったん中止しました。といっても完全にやめたわけではなく、ゆるく継続して、レースデーだった4月20日にひとりフルで完了しようと思っていました。
外出自粛制限が出て、いっぺんにフルを走るのは憚られ、4月21日・22日の2日に分けてひとりハーフを行い、けじめとしました。
9月14日のボストンマラソンに向けて
9月まで5か月、だいぶ時間があくので、その後はBoston Athletic Association (BAA)によって開発された20週間の2020ボストンマラソントレーニングプランにチャレンジすることにしました。
4月27日から5月30日までは9月14日のボストンマラソンに向けて、3:45目標の公式20週間練習メニューのレベル3(中級から上級者:週に平均6日練習。週35〜55マイル=56〜88km。ロングランは最大20マイル=32km)を実行。
9月14日のボストンマラソンバーチャルエクスペリエンスに向けて
実地開催をやめてバーチャルレースにするという5月29日の発表を機に、目標とプランをレベルダウン。
9月7日〜14日のバーチャルボストンマラソンに向けて、6月1日からは 4:00目標の20週間練習メニュー(6週目) レベル2(初心者から中級者:週に平均5日練習。週30〜45マイル=49〜73km。ロングランは最大18〜20マイル=29〜32km)に切り替えました。
ペースチャートは以下の通りです(4:00 / 3:45 / 3:30)。
- 5kインターバルペース:4’55″/4’36″/4’17”
- 10kインターバルペース:5’10″/4’52″/4’33”
- HMPハーフマラソンペース:5’27″/5’07″/4’45”
- MPマラソンペース:5’43″/5’21″/5’00”
- earoエアロビック(有酸素)ラン: 6’09″/5’46″/5’22”
- easyイージーラン: 6’31″/6’06″/5’41”
14回目のサブ4を目指すボストンマラソンのレースウィーク
第124回ボストンマラソンバーチャルエクスペリエンスは、96か国から1万7,800人以上の参加者が、9月5日から14日まで近隣の26.2マイルを走ります。
ボストンアスレチック協会のサポート
レースウィークの始まりを迎えるにつれて、ボストンアスレチック協会から頻繁にメールが届きました。
ボストンマラソンバーチャルエキスポからAT&Tを搭載したモバイルアプリまで、バーチャルレースを始める前にチェックしたいことをすべて取り上げています。
第124回ボストンマラソンモバイルアプリのダウンロード、追加のアップデート情報はもちろん……、
GPS追跡や観客追跡など使い方のレクチャー、新しく公開された機能など、丁寧に解説してくれます。
ランナーが走るボストンマラソンコースの現在の場所と実際の場所を追跡し、友人や家族が仮想マラソンをサポートできるそうです。
9月7日月曜日からは、音楽プロバイダーのアプリが利用できるようになり、レース中に音楽やオーディオキューを聴くことができます。
ウェアラブルデバイス(Garmin、FitBit、Apple HealthKit)があれば複数の送信オプションから選択できるので、レースのときはぜひ利用するようにとのことです。
オフィシャルプログラムのダウンロードも勧められます。
ボストンマラソンバーチャルエキスポもオープンしました。
アディダスのブースでは、Tシャツやセレブレーションジャケットが30〜110ドルで購入できます。
アプリを試して、いままで走ったシェイクアウトランが表示されるようになったのかと、「レース結果を提出する」ページをあれこれクリック。
何かの結果が送信されて、第124回ボストンマラソンバーチャルエクスペリエンスが終了したことを確認する「congratulations!」のメールが届いてしまって、びっくりしました。
記録は「01:00:22」で、今年のレース結果として、私のフルネームがリーダーボード1位に掲載。
いや〜、もちろんありえないし!
取り消そうとあれこれ操作していたら、しばらくして消去されました。
送信チャンスが1回じゃなくてよかった。
レースウィークの始まり
9月5日(土)にレースウィークが始まりました。
9月5日からは、ボストンアスレチック協会から「本日の完走人数」などの情報を盛り込んだメールが毎日届きます。
9月6日(日)は朝ラン後、コースの下見を兼ねて、「平塚漁港の食堂」にランチに行きました🐟
本番レース想定日は9月8日なので、大盛り無料のごはんで、しっかりカーボローディング🍚
今回、すっかりカーボローディングのことを忘れていて、いつもならカーボマイナス3日、プラス3日で調整するのですが、レース日が確定できないこともあって、なんだかあやふやなスタートになってしまいました。
帰り道、ものすごい入道雲を久しぶりに見ました☁️
夕方からは、いつもお世話になっている小守スポーツマッサージ療院へ。ほんとは土曜日に行きたかったけど、終日いっぱいとのことで、日曜の終了時刻に無理に入れていただきました。
脚も上半身も念入りにほぐしていただき、身体が軽くなりました😊
22時前に就寝。
9月7日(月)はオフ。
ものすごい雨音で 4:30に目を覚まし、起きようかなと思いつつ二度寝💤
この頃、朝起きるときに脚が攣りそうになることが多かったけど、そんな気配はまったくなく、気持ちよく6:30に起きました。さすがマッサージ効果💆♀️
ボストントレーニングプラン的にはレース前日(本当は13日)は5km弱のイージーランの予定ですが、ここ数年、レース前日はいつもオフ。マッサージ後なので、翌日のレースまでに1.5kmほど走って刺激を入れたかったけど、雨なので見送って、今回もオフにしました。
レース前日の夕飯は恒例のうなぎ。夫が出張中なので、いつも行く老舗の鰻屋さんでテイクアウトしようと思ったら、臨時休業でした😢
他のお店でうな重を予約してテイクアウトしました。15:30にピックアップして、早めに夕食😋
暑いので4時か5時から走り始めたいけれど、スタート4時間前に起きるとしたら0時。朝食? を食べて準備するという体内時計が狂いっぱなしの恐ろしい状況です。20時に眠っても4時間睡眠💦
でも、火曜は台風一過で明け方でも28度予想だったため、レース日にするのはやめようと眠る前に決めました。せっかく鰻を食べたのに、翌日をレース日とできず、残念でした😅
9月8日(火)は1kmのインターバルを5’20”で3本、5’06”で1本の計4本。
朝はトースト、昼はパスタ、夜はうどんという炭水化物中心メニューでした🍞
9月9日(水)は4kmのイージーラン(6’13”)。
途中の800mを5’05″、200mを3’58″ペースで走って刺激を入れました。
ボストンマラソン プレパッケージに入っていたプロテインを飲んでみました。
ミルクチョコレート味。甘い❣️
朝はトースト、昼はパスタ、夜はうどんにお餅2個という、さらなる炭水化物強化メニューでした🍝
22時前に眠り、付け焼き刃的な早寝早起きモードに💤
9月10日(木)はオフ。昨日早く眠ったため、すっきりと5時前に起床。
朝はトースト、昼はパスタ、夜はうなぎ。明日をレース日と決めたので、前日はやっぱりうなぎにしました😋
明け方の3時から27度予想。
天気を読むのは難しく、本当に明日でいいのかなあと迷いましたが、いつにしても悩むのは間違いないので、決めたらやるしかありません。
当初、レース予定日にしていた8日の前日からなんとなくアルコールを減らして4日目。
前日の夜からアルコールとコーヒー(カフェイン)はレース後まで我慢。
明日のレースに備えて、ウエアや持ち物を準備し、19:00に就寝しました。
まとめ
レースデーに1週間の選択肢があるので、天候次第で最終的に決めようと思うと、マッサージやカーボローディング、疲労抜きやピーキング、勝負飯など、レース前のコンディショニングが難しく……。
時差の関係で、最初の日と最終日はなんとなく心配で、避けようと思っていました。
レースウィークの始まりには、9月8日(火)を本番レースにしようと予定していたところ、9月6・7日に台風襲来。台風一過で暑いので延期しました。
バーチャル2020ヴァージンマネーロンドンマラソンのように、もともとの第40回レースの開催日である「10月4日(日)の00:00〜23:59:59」と限定してしまうのも、割り切れていいかもしれません。難しいですね。
バーチャルボストンマラソンに向けた20週間トレーニングプランのコーチ、マーク・キャロルさんからのメッセージに心打たれました。
9か月間トレーニングを行い、逆境と挫折を克服しました。大変な作業はすべて完了しました。
ボストンアスレチック協会からのメールより抜粋
トレーニングを始めたとき、その到達地点、最高のランニングやトレーニングについてレースの前に考え、これまでに得たすべての犠牲を覚えておいてください。
次は、楽しんでうまく実行するときです。いまこそ、輝く時間です! その瞬間を楽しむことがすべてです。
私は最初、「ボストンマラソンに向けた20週間トレーニングプラン」ではなく、「10週間トレーニングメニュー」をしていたので、9か月ではなく7か月の連続トレーニングでしたが、それでも長かった。
そしていよいよ、9月11日(金)のレース当日は、輝く時間を楽しむ、そう思ってフルマラソンを走りました!
通常9月に開催される2021ボストンマラソンの登録は延期されたそうです。