ワークマンの厚底スニーカー「アスレシューズ ハイバウンス」は、ワークマン社員のほとんどが愛用しているという噂のスポーツモデルで破格の1,900円。
分子レベルから開発したワークマンオリジナルの高反発ソール「BounceTECH(バウンステック)」を搭載していることが特徴で、少し大きめサイズのため靴擦れができましたが、インソールで調整してフィット感を高めてみました。
この記事を書いている私は、サブ4、サブ3.5をアシックスのシューズで達成。
2019年12月のレースでは、ナイキのズームフライ フライニットを履いて3時間39分でゴールしました。
ニットアッパーのナイキと似たような感触だといいなと期待して、アスレシューズ ハイバウンスを購入してみました。
ワークマンの厚底「アスレシューズ ハイバウンス」【レビュー】
「アスレシューズ ハイバウンス」はワークマンのオリジナルブランド「Find-Out(ファインドアウト)」の2020年春モデルとして登場し、その履き心地のよさから発売と同時に売り切れが続出しました。
ワークマン小田原国府津店で2月7日に購入したのですが、スタッフの女性の方が黒を履いていらして、「これ、すごくよくて、朝から夜まで、ずっと立っていても疲れないんですよ」と教えてくださいました。
ワークマン公式サイトのブログには「人気商品のため、店舗・オンラインストア共に在庫が品薄となっております」(2020年5月)と表示されています。
仕様
- 商品番号:SG260
- サイズ:23.0~28.0cm(27.5cmを除く0.5cmきざみ)
- 本体素材:ポリエステル・ポリウレタン・EVA・合成ゴム
- 重量:約240g(26.0cm・片足)
- 価格:1,900円(税込み)
デザイン
カラーは4色展開。
2020年春モデルのカラーバリエーションは、ブラック、ライトグレーの2色でしたが、2021年春夏モデルとして新色のレッドダリアとホリゾンブルーが登場しました。
新色が欲しかったけど、24.5cmからの展開で、女性用の小さいサイズ(23〜24cm)は黒とライトグレーの2色だったので、ライトグレーにしました。
夫はブラックを購入しました。
「Find-Out」のロゴは黒地に黒の文字なので、すごく強調されているわけではないのですが、多少目立ちます。
同じ時期にOnの黒いシューズを購入したのでライトグレーを選びましたが、ブラックの方がデザイン的には素敵かも。
サイズ感
ランニングシューズは23.5cmを買うことが多いけど、試着したら23cmでも少し大きいくらいです。
23cmより小さいサイズはないので23cmを購入。
柔らかい素材なので、ループ部分を持って、靴べらなしで履けます。
かかとにもループがあります。
私の足は幅広なので3Eなのは嬉しいけど、少し大きめサイズです。
24cmのナイキの「ズームフライ フライニット」と変わらない大きさです。
反発力
BounceTechと呼ばれる高反発ソールがミッドソールに採用されていて柔らかく、しっかりと地面からの反発をもらえます。
フィット感
アッパーは伸縮性のあるニット素材を採用。
靴紐を締め直して甲の部分をキツくすることはできるけど、足首にフィットさせるように絞ることはできません。
クッション性
アウトソール全体がEVA素材で柔らかく弾力性があり、足裏への負担が少ないように感じます。
ナイキの「ズームフライ フライニット」と変わらない厚みです。
ライトグレーのインソールは黒。
ブラックのインソールの色は赤です。
インソールは接着されていますが、取り外せます。
あまりに薄い!
インソールを靴に戻し、その上からアシックスのシューズ用に作ったオリジナルのインソールを入れることにしました。
ワークマンは23cm、アシックスは23.5cmの靴だけど、ぴったり。
だいぶ遊びがなくなり、クッション性やフィット感が高まりました。
安定性
厚底なので少し安定感に欠ける気もします。右はナイキの「ズームフライ フライニット」。
ソール
靴底全面にラバーを採用し、摩擦力が大きく滑りにくい耐滑底設計です。
靴底に「W」の文字(「W」と「M」?)が敷き詰められています。
軽さ
公式サイトによると26cmサイズで片足約240g。
量ってみると23cmサイズで片足約230gと、とても軽量です。
インソールを足したことを思い出しました。インソールは40g。
なので、片足なんと190gです。軽い!
高いクッション性のあるしっかりとした厚底ソールなのに軽くて、これで1,900円なんて驚きです。
アスレシューズ ハイバウンスで走ってみたら
「アスレシューズ ハイバウンス」を購入した翌日はスピード走の日だったのでナイキで走り、その次の日のイージーランメニューのときにワークマンデビューしました!
いつものようにショートソックスを着用。
元々のインソールのみで、まだ重ねて入れていない状態です。
走り出すと、すごく楽だけど、かかとをホールドする感覚はありません。
靴の中でショートソックスが前にずれてしまいました。
シューレースを絞ってもフィット感が高まりません。
かかとの上に靴下がくるように引っ張り上げます。
それでも靴のサイズが大きすぎて靴下がずり落ちてしまいます。
3km地点で、しっかり靴擦れができてしまいました。
この日のメニューは7kmのイージーラン。走り終わったら両足ともに痛々しいことに。
靴下にも血が滲みました。
ワークマンシューズを履くときはショートソックスではなく、足首よりも長い厚めのソックスを履くことにしました。インソールも重ねて入れることに。
靴擦れから10日、まだ完治していないので、しっかり絆創膏でかかと対策して、Onのハイソックスを着用し、久しぶりに「アスレシューズ ハイバウンス」で7km。
元々入っているインソールの上にアシックスのシューズ用に作ってもらったインソールを重ねたせいか、走り始めは少しきつめかなあと気になりました。
3kmくらいから靴のことが気にならなくなり、逆にぽんぽんと弾むような感覚で楽しくなってきました。クッショニングもよく、キロ6分くらいで気持ちよく走れました。
靴擦れが完全に治ったら、もう少しスピードアップしてみようと思いますが、基本的にはリカバリーやイージーランで履くのがよさそうな感じです。
まとめ
長め、厚手の靴下やインソールで調整してフィット感を高めると、靴擦れを起こすことなくランを楽しめると思います。「アスレシューズ ハイバウンス」は、コストパフォーマンス抜群!
アッパー部分は通気性のよいメッシュ素材で蒸れを軽減してくれる一方、水が染みこみやすそうなので、雨の日には要注意かもしれません。