「ランニングフォームをプロにチェックしてもらいたい」「自己流のトレーニングだけど、こんなメニューでいいのかな?」、そんな風に思ったことはありませんか。
ランニングについてのさまざまな疑問を解決してくれるのが、標高1450mの準高地・白樺リゾートで金哲彦さんが指導されるランニングキャンプ。
5・7・9月の年3回開催され、もうすぐ20回を数えます。
リピーターが多いランニングキャンプの魅力を紹介します。
この記事を書いている私は、金哲彦さんの著書『金哲彦のマラソン練習法がわかる本』(実業之日本社)のトレーニングメニューで、フルマラソンサブ4デビューしました。
それ以来の金さんのファンで、2017年から3年連続でランニングキャンプに参加し、アドバイスをいただいています。
金哲彦さんのパーソナル指導が魅力のランニングキャンプ
白樺リゾート 健康いきいき診断プログラム
ランニングキャンプとの出会いは、「白樺リゾート 健康いきいき診断プログラム」を受けたことがきっかけでした。
サブ3.5を目指していた2012年9月に、自分の走力を客観的に知りたい、適したトレーニング方法を知りたいとプログラムに申し込み、呼気ガス分析装置で全身持久力測定をしてもらいました。
測定データに基づき、インターバルの強度などオリジナルのメニューを作成してもらい、実践してみます。
トレーニング方法のアドバイスも受けました。
そのころはApple Watchで心拍を図ることも、GarminでVO2Max(最大酸素摂取量)を知ることもなかったので、AT値(無酸素性作業閾値)やVO2Maxを把握することは新鮮でした。
体組成測定で筋肉量や左右のバランスを知ることができたのもトレーニングの意識作りに役に立ちました。
サブ3.5を達成して、3時間15分切りを目標にしていた2013年7月にも、再度、測定を受けています。
少し前のものなので、いまは仕様が変わっているかもしれません。
白樺リゾート 池の平ホテルには温泉もあり、ゆったりくつろぐことができます。
そして、プログラム受診後に届いた「いきいき新聞」で、ランニングキャンプについて知りました。
ランニングキャンプの内容
「白樺リゾートランニングキャンプ」は池の平ホテル&リゾーツと長野放送の主催する1泊2日3食付きのイベント。宿泊先は白樺リゾート 池の平ホテル。
講師の金哲彦さんはオリンピックランナーから市民ランナーまで幅広く指導する、言わずと知れたプロランニングコーチ。テレビやラジオ、箱根駅伝の解説者としても活躍されています。
ランニング初心者から上級者まで、ランニングを愛するランナーなら誰でも参加でき、金さんに直接パーソナル指導をしてもらえます。
ランニングキャンプの舞台は長野県茅野市の白樺湖周辺。一周3.8kmの白樺湖畔コース、山中を縫うように走るトレイルコースなど、実業団チームの合宿地に選ばれるほどトレーニングに適した条件が揃っています。
ランニングキャンプのスケジュール
<1日目>
①14:00〜17:00 講習
事前に提出してある「ランニング歴の質問表」から適したものを金さんがピックアップして回答する形式です。日本全国から集まったランナーと金さんのQ&A方式で進められます。
トレーニングメニューの立て方、呼吸法、上り坂のコツ、3分割法のレースマネジメントなどの全般的なものから、姿勢やバランスなどの個人的なものまで、丁寧に指導してくださり、自分のトレーニングにもすぐに活かせる内容ばかりです。
座学の後は外に出て、準備運動やストレッチでウォーミングアップ。
体が温まったところで、みんなで白樺湖畔を走ります。
チームに分かれ、1人1.5kmのミニ駅伝大会が開催されることもあります。金さんも参加され、各チーム、懸命にたすきをつないで盛り上がります。
ミニ駅伝大会は、参加人数が多いときは開催しませんでした。
その後、パーソナル指導と自由にトレーニングするチームに分かれます。高原の風を受けて、白樺湖畔を走ります。
パーソナル指導は、初日か2日目のどちらかに決められています。
②18:00〜 夕食バイキング・懇親会・お楽しみ抽選会
温泉で疲れを癒したあとは、金さんも交えて懇親会。おいしい地ビールが飲み放題です。
恒例の「じゃんけん大会」は参加者のほとんどが賞品をGETできるのではないかと思うほどの充実ぶり。
いまは「走力UP からだ分析コース」という名称になっている前述のプログラム(1万1,300円、120分)も賞品として登場しました。
夫は地ビール引換券、私はHOKAのキャップと池の平ホテルペア宿泊券(!)をGETしたことがあります。
③19:30(20:00)〜 2次会(自由参加)
多分ほとんどの方が参加される2次会。金さんの名司会で、そうとう盛り上がり、金さんもたくさん飲まれます。
北海道から九州まで、日本全国から集まる市民ランナーの方々は走力のレベルも経験もさまざまで、おもしろエピソードをたくさんお持ちです。金さんが引き出し上手なので、とにかく楽しい時間があっという間に流れます。
その後、金さんや参加者の疲れ具合やノリに応じて、22:00くらいのスタートで3次会があることも。
金さんと大会でよく会われるランナーやランニングキャンプのリピーターの方が多く、リラックスした雰囲気のなか、少人数で話が弾みます。
金さんはサインにも気軽に応じてくださいます。
<2日目>
①6:30(7:00) 体操・散歩
天気がよければ、外で体操して白樺湖畔を散歩。雨天のときは、ロビーでストレッチ。
②7:30〜 朝食バイキング
③9:00〜 講習
集合写真を撮ってから講義。10:00くらいからパーソナルレッスン。あるいはフリートレーニング。
④12:30〜 14:00 昼食〜修了式
長野放送のクリアファイルとノート、ペンを参加賞としていただきます。
パーソナル指導
私は3回とも2日目に受けました。金さんの前で実際に走り、ランニングフォームをチェックしてもらいます。
自分の目標や課題にそったアドバイスを受けられます。
体幹が弱くて上半身と下半身が連動していないということで、飲み込みが悪くても根気よく、5分ほどの時間をかけて丁寧に指導してくださいます。
2回目も体幹の弱さを指摘されて……。
2019年は腸腰筋を鍛えることがテーマに。
自ら走ってフォームも見せてくださいます。
嬉しいのは、パーソナル指導を録画してもいいということです。後で何度でも見直すことができます。
まとめ
個々人のフォームをチェックし、金さんが直接アドバイスをしてくださることも嬉しいのですが、日本全国から集まる市民ランナーの方々が個性豊かで楽しい! いろいろな目的や考えを持って自由に好きに走ればいいんだなと思えます。
来年も参加して、今年の結果を報告しようと思うと、がんばれます。
「山があるから登るのではなく、道があるから歩くのではなく、自分で決めたから走るのだ」と手帳に書かれていました。
ランニングキャンプ前後に、「走力UP からだ分析コース」を別料金で受けることもできます。