岩本能史式ランニング理論で臨むサブ3.5目標のレースルポ

サブ3.75でゴールした2012年3月11日の第1回名古屋ウィメンズマラソン マラソン大会
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フルマラソンで自己ベストを更新したい方へ。
岩本能史さんの『非常識マラソンメソッド』(ソフトバンク新書)に掲載されていた「岩本流フルマラソン3カ月プログラム」を実践すれば、サブ3.5を達成できたのか……。
レース当日のルポをお届けします!

chiaki
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この記事を書いている私は、3か月のトレーニングに取り組み、2012年3月11日の名古屋ウィメンズマラソンで、サブ3.75を達成しました。

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予定通りにラップを刻む【スタート~20km篇】

ロンドン五輪の最終選考会を兼ねた2012年3月11日の第1回名古屋ウィメンズマラソン

岩本能史さんの『非常識マラソンマネジメント レース直前24時間で30分速くなる! 』(ソフトバンク新書)に掲載されている目標タイム別ラップ表と摂取物を頭に入れて、いよいよスタートです。

私は決してスピード型ではなくスタミナ型なので、レース前8週間で7回も峠の上り下りを実践して粘り強さを磨きました。

しっかりペースメイクして、3時間30分以内のゴールを目指します!

2012年3月11日 名古屋ウィメンズマラソン当日

~5km/0:25:53 (5’10″/km)

9:10 に 号砲が鳴って、一斉にスタート。
この1週間ほとんど走っていないので、どんな感じか不安と期待が入り混じる。 1:02のロスで通過するスタート地点の沿道は人人人。混んでいるけど、湘南のときのようにジグザグによけて行くほどではなく、ゆっくり入ろうと我慢する。

走りだしてすぐ、前のランナーがさっと身体を左によけたので、どうしたのかと思ったら、右側に車が止まっていたのには驚いた。

5km給水。
エリートのスペシャルドリンクのテーブルが10番くらいまでずっと続き、もしかしたら一般ランナーの給水はないのかなと思ったあたりで出現。

喉が渇く前に給水、と思い、コップをつかむ。それほど混んでいないので、前回のように立ち止まらずに飲めたし、コップもうまく捨てられた。第一関門をクリアした気持ちになる。

5km通過は、予定通り。
もともと26分でペース設定していたけど、ほんとはずっと5km切るくらいのイーブンで行きたかった。ペース落としめで入って、ここからあげていけるのか。

~10km/0:24:48 (4’57″/km)

名古屋の道路はほんとに広い! 圧倒された。黒いアスファルトじゃなくて白いな~と思っていたら、交通量が多い道路のため、コンクリートだと後で知る。

レースの夜、同じホテルに泊まっていたランナーが「路面が硬かった」と言っていた。まあ、事前に知っていても靴を変えたわけじゃないし、国際レースなんだから、いい道路であることには違いない。

10kmまで20mくらいゆるやかに下っていたそうだが、まるでわからなかった。
道路の真ん中からの傾斜が結構あったので、できるだけ平らな真ん中を選んで走る。

しばらく走ると、先頭ランナーが通過するというアナウンスでテンションUP! エリートトップとすれ違う。あっという間にトップ集団を見送る。

10km給水で粉末パウダーのアミノダイレクトをとる予定。エリート用のテーブルが続くと思って油断したら、一般ランナーの給水も近く、粉末パウダーが間に合わない。しかも、量が多すぎて、全部飲むなんて絶対無理。

15km過ぎるまでは、ずっとまっすぐな道。

~15km/0:25:30 (5’06″/km)

10kmまで下った分、15kmにかけて少し登り坂だったらしいが、感じなかった。

ピンクのドレスのランナーに沿道から次々声援がかかるのに対し、「ありがとう、ありがとう!」と言いながら応えているのがすごい。他のランナーも「すごいですね~」と感動していた。

ひよこちゃん、ミニーなど、沿道の子どもたちの人気が高い。そうやって応援してもらう楽しみもあるんだろうな。

同じペースで走り続けている人がいて、きっと3時間半切りを狙っているんだろうなと勝手に思う。
給水でショッツを飲もうとするけど、いっぺんにはとても無理。手に握りしめて、少しずつ流し込む。

~20km/0:25:28 (5’05″/km)

行ったり来たりのコースは走りにくいのかと思ったけど、すれ違う人を見ていると、あっという間だった。

暑いので、できるだけ日陰を走るけど、折り返してから日陰がなくなる。日向と日陰の温度差が大きい。

20km1:41:39。予定では1:42ペースだったので、ほぼ予定どおり。
アミノダイレクトの続きを口に放り込む。まだ1包終わらず、むせる。

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サプリをとって諦めずにゴールへ【20km~ゴール篇】

サブ3.75でゴールした2012年3月11日の第1回名古屋ウィメンズマラソン

~25km/0:25:23 (5’04″/km)

名古屋ウィメンズマラソンは給水ポイントが非常に多い。
5km以降、2.5km刻みなので、2回に1回はパス。暑いのでもっとマメにとるべきかと思ったけど、5kmごとにスポーツドリンクを飲む。

ショッツはふたつめ。全然飲みたくないけど、これが力になると思って、飲み下す。

ペースを24:30にしなくちゃいけないのにあげられず、2:06:30予定が2:07:02と、32秒遅れる。

~30km/0:25:40 (5’08″/km)

30kmからは、24分までさらにペースアップしたいのに、逆に遅れていく。Bゼッケンのいいペースの人についていこうと思い、必死に背中を追いかけるけど、次第に離されてしまう。

給水でアミノバイタル1本目の残りをとり、飲みにくいので粉末はもうやめようと思う。
そのかわり、2.5kmごとにスポーツドリンクを口に含む作戦に変更。

苦しかったところに、沿道から女性の声で「ファイト~!」と声がかかり、間髪いれずに「いっぱ~つ!」と子どもの声が続き、思わず噴き出す。応援を力にするってこういうことかなと、苦しいながらも楽しくなる。

2:32:42になり、予定より2分12秒も遅い。
32.5kmは水だけでスポーツドリンクがなかった。給食もあったけどパス。

~35km/0:26:30 (5’18″/km)

名古屋城にも気づかず、ひたすら前へ。
名古屋のコースで最も難関と父が言っていた34km地点の登り坂で、ぐっとペースダウン。1kmのペースが5’00″/kmくらいまで落ちる。

ショッツの3本目。写真を撮られるけど、カッコつける余裕なし。

03:00:14というグロスのスプリットタイムを見る。自分の時計とどのくらい差があるかわかっていなかったけど、見る余裕もなし。

咄嗟に、「あと7kmくらいを30分弱で走ればいいんだ」と思い、計算してみる。7kmを40分では走れるはずだけど、30分で走れるかな? ……キロ4分で走れば28分、キロ5分だと35分もかかっちゃう! ってことは、キロ4分半で31分30秒? ダメだ、ここからラストまで奇蹟的に4分半で走れたとしても3時間半は切れない……。

残り5km地点から1kmごとに距離表示あり。
ういろうもバナナもチョコも食べてみたかったけど、補給食をとる余裕なし。
5分半も遅れてしまい、このペースでは3時間半切りはできないと自覚。

37.5km地点にも、ういろうやチョコの給食があったらしい。「ういろうを食べられない人は、こちらに戻してくださ~い」とスタッフの人が沿道で声を張り上げていた。たくさんとりすぎて困ったランナーが多かったのかも。

~40km/0:27:35 (5’31″/km)

37kmの高岳交差点の真ん中でランナーが立ち止まり、携帯トーク。電話の相手に現在地を告げている。彼に迎えに来てもらうのかなと思いながら、脇をヨロヨロ走りぬける。すごい余裕だな~。

ペースを上げたいのに足が思うように動かないので、「歩いちゃってもティファニーは確実だなあ」と楽しいことを考える。でも、あと数kmなんだから、父のために、母のために、ちゃんと走ってゴールする! と気持ちを切り替える。

最後のショッツはカフェイン入り。

~42.195km/0:11:38 (5’17″/km)

ゴールしているランナーのタイムがドームからアナウンスで聞こえる。
「3時間34分、いま両手をあげてゴール! ゴールするときには両手をあげてくださいね~」

え、じゃ、私も35分くらいで行けるかな? 急に元気が出る。
でも、ナゴヤドームが見えてから回り込む距離が思ったより長い。何が何でもネット40分を切って30分台に!

ドームの中のピンク色の絨毯を走る。

ゴール グロス 03:39:27/ネット 03:38:25

長い長い42.195kmがようやく終わった。

一番遅かったラップは最初の1キロ5:46。それまで19kmの5:13、30kmの5:16以外は5:10以内で走っていたのに、34kmの坂で5:33まで落ちてしまう。そのあと少し持ち直すけど、ずるずると遅くなってしまった。

ゴールして、3時間半切りができなくて悔しくて、あるいは自己ベストで完走できて嬉しくて、泣けてくるかなと思ったけど、涙は出なかった。ただただ「走り終えた」。それだけだった。

ティファニーをgetして温泉へ

ティファニーゲートには、おもてなし隊がたくさんいたけど、「好みのイケメンは?」なんて考える余裕もなく、近くの人にフィニッシャーペンダントをもらう。

アリーナ内でTシャツを受け取り、名古屋ドーム内の駐車場で計測チップを外し、フィニッシャータオルをもらう。

5Fで手荷物を受け取り、4Fで着替え。13時からナゴヤドーム特設ステージで表彰が始まり、誰が優勝したかをモニターで見る。
周りの方と話しながら着替えて、ナゴヤドーム前矢田駅から栄駅へ。

伊勢志摩のホテルの手配をしようと電話するけど、タラソテラピーの予約がいっぱいとのこと、食事つきプランは和食がいっぱいでフレンチのみ。しかもあまりに高いので、やめることにする。

味噌煮込みうどんを食べて、伏見駅近くの温泉付きのビジネスホテルを予約。黙とう。16時にチェックインして17時半から温泉でのんびり。夜はホテルの人がお勧めの店で味噌カツを満喫。お腹一杯と思ったけど、コンビニでスイーツを買って部屋でペロリ。

このレースのために7回も峠走をひとりでこなしたけれど、12月も1月も旅行で半分くらい走れなかったし、2月には無理をしすぎて、3月はろくに走れなかった。スピード練習やビルドアップでは目標タイムにまるで届かず、全然だめだった。次はスピード練習が課題だと痛感。

3時間30分は切れなかったけど、自己ベストを13分更新して30分台だったことには満足。自分に甘すぎるかな。

今日のレース展開を教訓に、次こそサブ3.5! 名古屋ウィメンズの速報によると、12726人中862位でした。

まとめ

翌日は名古屋近郊の温泉に脚を延ばしてマッサージしてもらい、のんびりリラックスして夜、新幹線で岐路につきました。

ティファニーのペンダントも嬉しいし、参加賞のTシャツもかわいい! 来年もエントリーしたいなと思える素敵な大会でした。

このときの記録で、アールビーズスポーツ財団が企画・主催する、フルマラソン完走者のランキングである「フルマラソン1歳刻みランキング」47歳の部で87位(1282人中)と、思わぬ結果が得られました。100位内に入れると嬉しいものです。ぜひ結果を出しましょう!

岩本能史さん式で準備して迎えた名古屋ウィメンズマラソン!
フルマラソンでサブ3.5を目指す方へ。岩本能史さんによるとレースは発表会。ハレの場で自己ベストを更新することが次のレースのモチベーションにつながります。3か月間トレーニングして迎えたサブ3.5目標レース、スタート前の過ごし方をお届けします。

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