シカゴマラソン中止決定、参加費は全額払い戻しか翌年以降に

シカゴマラソン 公式サイトより 世界6大マラソン
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新型コロナウイルスの感染拡大により、10月11日に開催予定だったシカゴマラソンの中止が7月13日に発表されました。

世界6大マラソン大会のうち、エリートと車いすのみで3月1日に一部開催された東京を除き、ボストン、ベルリン、ニューヨークシティマラソンに続く4つ目の中止発表です。

4月から10月4日に開催が延期されたロンドンマラソンのみが唯一、メジャー大会のなかで開催中止を発表していません。

この記事を書いている私は、フルマラソンデビュー後9年間、サブ4を継続しています。

2020年から世界6大マラソン大会への参加を目指そうと思い立ち、今年はボストンとシカゴにエントリーしていました。

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シカゴマラソン全額払い戻しの上、バーチャルレース検討中

2017シカゴマラソン 公式サイトより
シカゴマラソン 公式サイトより

第43回シカゴマラソン中止の決定

今年で43回目を迎えるはずだった世界6大マラソン大会のひとつ、シカゴマラソン。

10月11日の開催が予定されていましたが、新型コロナウイルスの影響により、すでにボストン、ベルリン、ニューヨークシティマラソンと、世界中のメジャー大会の中止が続々と決まっていたこともあり、今回の中止は予想されていました。

シカゴマラソン中止の決定
シカゴマラソン 公式サイトより

私を含め、エントリーしていた参加者には主催者からメールが送られました。

シカゴマラソン中止のメール

今年の10月にもう一度26.2マイルの道路を埋めることを望んでいましたが、イベントに参加してサポートするすべての人の健康と安全は私たちの最優先事項です。

コロナウイルスのパンデミックによって引き起こされている進行中の公衆衛生の懸念に対応して、イベント主催者とシカゴ市は、2020年バンクオブアメリカシカゴマラソンとすべてのレース週末の活動をキャンセルすることを決定しました。

バンクオブアメリカシカゴマラソン主催者からのメール

約4万5000人の大会参加者とボランティアの安全を考慮し、大会3か月前に中止の決定が下されました。

参加費を全額払い戻しか3年先までのレースに延期

参加料は全額返金されます。
5Kレースも中止になりましたが、そちらも全額払い戻されます。

2020年のイベントに登録された参加者は、レース参加費の払い戻しを受けるか、参加費をバンクオブアメリカシカゴマラソン(2021、2022、または2023)に延期することができます。

International Chicago 5Kに登録された参加者は、払い戻しを受け取るか、エントリーを将来の年(2021、2022、または2023)に延期することもできます。

バンクオブアメリカシカゴマラソン主催者からのメール

バーチャルシカゴマラソンを開催検討?

2020ボストンマラソンが「バーチャルボストンマラソン」を開催するように、シカゴマラソンもバーチャルレースを予定しているようです。

私たちのチームは、バンクオブアメリカシカゴマラソンの第43回にエントリーしたすべての人のために仮想体験の計画を立てるのに一生懸命取り組んでいます。

バンクオブアメリカシカゴマラソン主催者からのメール

その詳細は、今後数週間で共有されるそうです。

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シカゴマラソンへのエントリーから中止発表まで

2019シカゴマラソン 公式サイトより
シカゴマラソン 公式サイトより

フラットな高速コースで、これまでに4回もマラソン世界記録誕生の舞台となっているシカゴマラソン。
大迫傑さんが2年前に日本記録を塗り替えたのも記憶に新しいところです。

6大会のなかで抽選倍率が最も低く、年齢別の資格タイムの基準も低いので、参加しやすいのが特徴です。

シカゴマラソンにエントリー

シカゴマラソンは予選タイムをクリアしていれば、抽選なくエントリーできます。

2020年のレースは、2018年1月1日以降に対象のフルマラソンで基準タイムを満たしていれば、10/28〜12/10のエリート枠エントリー期間内に申請できました。

ベルリンマラソンの抽選に10/1に応募していたので、その結果を待っていたのですが、11/28に落選の通知が届きました。そこで、11/29にシカゴマラソンにエントリーしたところ、申し込んで2分で承諾のメールをもらいました。

対象レースは、「USA陸上競技場(USATF)、国際陸上競技連盟(IAAF)、または同様の管理協会のフルマラソンの認定コースで基準タイム(qualifying standard)をクリアしている人」ですが、ボストンマラソン同様、2018年11月の「福岡マラソン」の3:48:37の記録で申請し、認めてもらえました。

実際のエントリーの流れ

Google Chromeでシカゴマラソンの公式サイトを立ち上げると、日本語に翻訳してくれます。

氏名・性別・生年月日・住所などの個人情報を入力します。
メールアドレスとパスワードを登録してアカウントを作成します。

レース前日のInternational Chicago 5Kの参加など、有料オプションを追加します。
レース前日は足を疲れさせないよう、走らないことにしているので、エントリー時にはオプションを追加しませんでした。

一般エントリーした夫は、オプションを追加しなかったせいか、6大会のなかで抽選倍率が最も低いはずなのに落選しました。

ちなみに、International Chicago 5Kの参加をエントリー時点でオプションで追加した友人ふたりは当選しました。もし、5kmを走るつもりなら、あとで手続きせずにエントリー時にしておいたほうがいいかもしれません。

エントリー時にはクレジットカード情報も記載します。エントリーが承認されると、クレジットカードに自動的に参加費が請求されます。

基準タイムをクリアした大会として、ボストンマラソンと同じ「Fukuoka Marathon」で申請しました。

申請するとすぐに、受付完了のメールが届きます。「10営業日以内に記録を照合し、申請ステータス(承認済みまたは未承認)がメールで通知されます」と書かれています。

シカゴマラソン受付完了メール

10営業日以内どころか、受付完了メールの2分後に、「Congratulations!」という承認メールをもらいました。ボストンマラソンのエントリー承認後だったせいか、あっという間でした。

シカゴマラソン参加承認メール

シカゴマラソンエントリー後の流れ

11月末にシカゴマラソンにエントリーしてひと月後くらい、12月20日に登録しているメールアドレスにニュースレターが届きました。

シカゴマラソンニュースレター

FacebookやTwitter、Instagramなどのソーシャルメディアでフォローするように書かれています。公式ホテルやインターナショナルシカゴ5Kの案内なども掲載されています。

12月26日にJALで飛行機を予約しました。

年が明けて1月8日に、ナイキランクラブとの提携による公式のバンクオブアメリカシカゴマラソントレーニングプログラムが提供されました。

シカゴマラソントレーニングプログラムのメール

インターナショナルシカゴ5K、登録

インターナショナルシカゴ5K受付完了メール

1月16日に、インターナショナルシカゴ5Kを登録しました。

ボストンマラソンはフル2日前に5kmレースを開催するので何の迷いもなくエントリーしたのですが、シカゴマラソンはレース前日なので、体力を使いたくないなと、ちょっと迷っていました。

夫が落選してしまってフルマラソンを走れないけれど、シカゴ旅行を一緒に、となった以上、せっかくですから5kmレースを走ろうとふたりでエントリーしました。

去年の記念品の帽子がかわいいし、5kmでもメダルももらえて35ドル、せっかくの海外だから楽しまなくちゃ〜という気分です。

新型コロナウイルス (COVID-19)への対応

シカゴマラソン新型コロナウイルス (COVID-19) についてのメール1

すでにボストンマラソンの延期が決まっていた4月21日に届いたメールには、新型コロナウイルス (COVID-19) について、Executive Race Directorからのメッセージが書かれていました。

また、シカゴ公衆衛生局、イリノイ州公衆衛生局、疾病対策センター、世界保健機関からの最新情報を注意深く監視しているとともに、2020年のエントリーをキャンセルする機会が5月5日に設けられるとのことでした。エントリーをキャンセルした場合は、 2021イベントに参加できることになっています。

6月9日のメールには、「現時点ではレースが進むかどうかを明確に述べることはできません。両方の結果に備えています」と記載されていました。

シカゴマラソン新型コロナウイルス (COVID-19) についてのメール2

安全な週末のレースを提供することを目標にイベントの準備を続けていますが、キャンセルの際には、標準のイベントポリシー以外の独自のオプションを提供できるように努めています。

バンクオブアメリカシカゴマラソン主催者からのメール

「私たちの決定をできるだけ早く共有することが私たちの責任です」とも書かれていました。

その後しばらくメールが届かず、次に届いた7月14日午前3時のメールは中止のお知らせでした。

まとめ

シカゴマラソンも中止かなと覚悟はしていましたが、やっぱり残念です。

参加費を全額返還してもらえるのは、さすが世界6大マラソンですね。
世界の状況があまりにも不確かなので、現時点ではエントリーを将来の年(2021、2022、または2023)に延期するという選択肢はありません。

バーチャルレースの開催がどうなるのか、次の展開を楽しみに待ちたいと思います。

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