第124回ボストンマラソンバーチャルエクスペリエンスは9月5日から14日まで開催されます。
今回のレースのためにリリースされた専用モバイルアプリを活用し、約100か国からエントリーした1万7,800人のランナーたちがフルマラソンに挑戦します。
この記事を書いている私は、2020年から世界6大マラソン大会への参加を目指そうと思い立ちました。
今年はボストンとシカゴにエントリーしましたが、実地開催が中止となったので、どちらのバーチャルレースにもエントリーしています。
ボストンマラソンバーチャルエクスペリエンスのモバイルアプリ
AT&TおよびWebプラットフォームを搭載した新しい第124回ボストンマラソンバーチャルエクスペリエンスモバイルアプリが8月27日にリリースされました。アクセスできるのは、バーチャルエクスペリエンスの登録に使用したメールでログインするよう求められる登録済みの参加者のみです。
Apple StoreまたはGoogle Playからダウンロードできるとのことで、AppleのApp Storeでモバイルアプリをダウンロードしました。
Boston Marathon Virtual Experience Webプラットフォームにログインし、アカウントを設定しました。
機能
Webプラットフォームには、バーチャルツールキット、実行、結果の提出などが含まれます。
レースウィークの前に、参加者はツールキットアイテムを準備します。
シェイクアウトラン機能を利用して、アプリの機能に慣れることができます。シェイクアウトラン機能は、いまはまだ利用できません。
- バーチャルツールキット:各参加者のゼッケン番号、応援カード、作成手順付きのスタート&フィニッシュライン、ブレイクテープ、ルートのマイル(km)マーカー、町の名前の看板
- AT&T Spectator Tracking:参加者がコースのどこにいるかを確認するためのリアルタイムGPS地図追跡(モバイルアプリで実行している場合)
- リーダーボード:参加者が世界中または地元のランナーと時間や結果を共有
- フォトブース:ソーシャルメディアで共有するボストンマラソンステッカー付き
- シェイクアウトラン:本番前のアプリの機能の練習
- オーディオキュー:ボストンマラソンチャンピオンとレースコースの特徴的なサウンドが特徴
バーチャルツールキットは印刷可能です。
各アイテムにはユニコーンがあしらわれていて、気分が盛り上がります。
タイム提出の3つの方法
- ボストンマラソンバーチャルエクスペリエンスモバイルアプリを使用して、スマートフォンのGPSで26.2マイルのルートと時間を追跡
- ランを同期してWebプロファイルにアップロードする互換性のあるデバイス(Garmin、Apple HealthKit、またはFitbit)を使用
- 時刻を直接ボストンマラソンバーチャルエクスペリエンスアプリまたはWebプロファイルに手動でアップロード
9月5日土曜日の深夜0時より、レースデーの体験と結果提出のロックを解除できます。
8月21日時点では9月7日からでしたが、多くの参加者からのリクエストに応じて直前の週末を追加し、レースウィークは正式に9月5日開始に変更されました。
ルール
- レースを完了するための時間制限はなし
- 参加者は9月5日から14日までの任意の日に1回の継続的な試行で完了する必要あり
- 26.2マイルは何度でも走ってOK(リーダーボードには最新の試行のみ表示)
- ボストンアスレチックアソシエーション(BAA)が時間の提出を監視し、スポーツマンらしくない方法で変更または操作されたことが判明した終了時間は失格
GarminとApple HealthKitをコネクト
セッティングが難しいのか確認してみようと「Settings & Devices」をクリック。
GarminとApple HealthKitのふたつをアプリとコネクトしようと思いました。
ボストンマラソンのアプリの説明を何も読んでいなかったため、Apple HealthKitはあとで接続しようと、いったん「許可しない」を選択しました。
説明を読んでから、セッティングに戻って、ガーミンを先にコネクトしたら、すんなり完了しました。
次にAppleもコネクトしようと試みましたが、なぜかクリックできなくなっていました。スマホを再起動しても、翌日まで待ってもクリックできません。
「モバイルアプリについて質問がある場合はメールでお問い合わせください」というアドレスへ、メールで問い合わせました。回答待ちです。
追記:
問い合わせをしてから6時間で、「何度でもアンインストールして再インストールできる」とサポートスタッフの方から丁寧な返信をいただき、解決しました!
ボストンマラソンバーチャルエクスペリエンスのイベント
AmazonとWBZ-TVがボストンマラソンライブ
9月7日から13日まで毎晩午後8時から1時間、AmazonとWBZ-TVがCBSBoston.comでボストンマラソンライブを世界中でオンライン配信し、深夜に再放送されます。
レースチャンピオンを含むボストンマラソンのパーソナリティへのインタビューや、ボストンマラソンバーチャルエクスペリエンスの参加者のプロフィールを特集します。バーチャルレースのフィニッシャーには、スクロールするフィニッシュラインティッカーで自分の名前がハイライト表示される機会があります。
ボストンマラソンライブへの出演を希望する参加者は、いつ、どこで実行するかなど、仮想体験に関する詳細情報を事務局にメールで送信します。高解像度ビデオを送信することもできます。
ボストンマラソンのバーチャルエキスポ
バーチャルエキスポも9月4日から9月15日までの12日間にわたって開催されます。エキスポは無料で誰でも参加でき、ランニングコーチや栄養士、ウェルネス専門家とのセッションも予定されています。
訪問者は参加企業のブランド担当者とのリアルタイムのビデオまたはチャットで交流でき、さまざまな出展者から直接サイトで買い物をする機会を得られます。
限定版のプレレースパッケージが到着
Amazonからの限定版プレレースパッケージがもらえるのは、第124回ボストンマラソンバーチャルエクスペリエンスに登録した最初の1万5,000人。そのひとりに該当するというメールが7月11日に届きました。
プレレースパッケージ、8月30日にわが家に到着しました!
レースグッズ&記念品
- Clif Bar&CompanyのCLIF Coffee Collection Bar (CLIFコーヒーコレクションバー)、CLIF Boston Cream Pie Shot Gel (CLIFボストンクリームパイショットゲル)、CLIF Salted Watermelon Bloks (CLIFブロック) のサンプル
- EnsureのMAX PROTEIN(ミルクチョコレート)
- HylandsのLeg Crampsのointmentとtablets(脚の痙攣用の軟膏と錠剤) のサンプル
- 2020ボストンマラソンビブ(ゼッケン番号)
- ユニコーンのシール
- 荷物を入れる大きめのビニール袋
- アディダスのカタログ
- ボストンアスレチック協会からのカード
Clif Bar&Companyのサンプルはすべて米国ベースのフレーバーで、他の市場では購入できません。
米国の食品アレルゲン表示法に従って表記がされているため、米国外在住で食物アレルギーがある場合は、はこれらのサンプルを食べないことをお勧めする、とメールに注意書きが記載されていました。
バーチャルレース登録開始以降の展開
1か月前からニュースレター配信
8月7日から毎週、レースウィークまでのカウントダウンのニュースレターが配信されました。
- 2020年7月7日:第124回ボストンマラソンバーチャルエクスペリエンスの登録開始
- 2020年7月11日:限定版プレレースパッケージを受け取れる15,000人の参加者の1人と通知
- 2020年8月5日:参加費の払い戻し遅延のお詫びの連絡
- 2020年8月7日:ボストンマラソンチャンピオンやコーチのアドバイスをニュースレター配信
- 2020年8月14日:マインドセットをポジティブに保つアドバイスなどをニュースレター配信
- 2020年8月21日:レースの最新情報とトレーニングのヒントをニュースレター配信
- 2020年8月28日:ボストンマラソンモバイルアプリダウンロード開始のお知らせ
- 2020年8月28日:Amazonのプレレースパッケージ配送中のお知らせ
- 2020年8月30日:Amazonのプレレースパッケージ到着
- 2020年8月31日:モバイルアプリ、ライブ、WBZ-TV放送などの情報をニュースレター配信
- 2020年9月4日〜15日:ボストンマラソンバーチャルエキスポ
- 2020年9月5日〜14日:第124回ボストンマラソンバーチャルエクスペリエンス
- 2020年9月7日〜13日:ボストンマラソンライブ
参加費の払い戻し
フルマラソンの参加費はバーチャルレース登録開始の前日の7月6日にすでに返金済みでした。
3月以降、BAAでは4万件を超える個別の払い戻しリクエストを受け取ったそうです。
「すべての払い戻しは今後2〜4週間以内に完了する予定」と8月5日に連絡がありました。
払い戻しリクエストは銀行に転送され、処理を待っているとのことで、5Kは8月24日に払い戻し手続きを受けました。
まとめ
20週間前から提供されていた「ボストンマラソン トレーニングプラン」も終わりを迎えます。
専用アプリをリリースするなんて、コロナ禍のレースに対して、ボストンマラソンの並々ならぬ意欲を感じます。
今後の世界中のバーチャルレースの行方を占う意味でも、レースウィークがどんな盛り上がりを見せるのか楽しみです。