Ucomx耳を塞がない開放型スポーツヘッドホン【レビュー】

UcomxのSports headphone『G56』 ランニング全般
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コロナ禍のランニングではイヤホン選びで気をつけるべき新しいポイントがあります。

それは、マスクをすることを前提に考えること。マスクの脱着がしにくいイヤホンだと、走っているときにストレスになります。

この記事を書いている私は、ランニング時のイヤホンとして最近はAirPodsを使っていましたが、バフランで何度か落としてしまったので、耳かけ型イヤホンを購入しました。

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Ucomx耳を塞がない開放型スポーツヘッドホン【レビュー】

UcomxのSports headphone『G56』

コロナ禍のイヤホン選び

ランニングでも使用していたAppleのAirPods、古いタイプなので電源が1時間ももちません。また、マスクやバフの脱着がしにくく、落としそうになります。9月のバーチャルボストンマラソン本番用に新しいイヤホンが欲しくなりました。

そんなときにFacebookで見かけたのが骨伝導型イヤホンの広告。

骨伝導型イヤホンの広告

バーチャルボストンマラソンのトレーニングプランの一環として「クロストレーニング=サイクリング」をするので、できればカナル型やインナーイヤー型ではなく、外部の音がしっかり拾える耳かけ型がいいなとピンときました。

心配なのは、サングラスができるか、マスクを脱着しやすいか。

広告ではサングラスと骨伝導型イヤホンを併用していますが、Amazonの販売ページにはサングラスをすると干渉して落ちると書かれています。とすると、マスクも微妙?

自転車に乗るときにイヤホンはOK?

2015年6月1日の道路交通法改正に伴い、イヤホン・ヘッドホンの使用は安全運転義務違反とされるようになりました。イヤホンの使用自体が違反なのか、安全運転に必要な音や声が聞こえない状況が違反なのかがわかりにくく、自治体によっても規制の扱いが異なります。共通していることとして、片耳でもイヤホンをしているのは望ましくないそうです。

耳に入れず、こめかみ付近につけて、骨を振動させて音を伝える仕組みの骨伝導型イヤホンなら耳を塞ぐことがなく、周りの音も聞こえて安全に走行ができます。

ただ、骨伝導型イヤホンの難点は、一般的なイヤホンよりも音漏れが大きいことです。

イヤホンの要求性能

ガーミンForeAthlete 245 Musicと連携できるということが前提条件ですが、ガーミン公式ページに記載されている「Bluetoothイヤホンの互換性」の動作確認済みリストに記載されているイヤホンは9メーカーの9モデルとあまりにも少なく、参考になりません。

ガーミンForeAthlete 245 Music「Bluetoothイヤホンの互換性

以前、使っていた中国製のbluetoothイヤホン、SoundPEATS Audio のQ12でもペアリングできたので、たいがいのbluetoothイヤホンは連携できると考えて選びます。ペアリングが楽なことも大事なポイントです。

  1. 音楽再生時間が6時間以上
    バーチャルボストンマラソンには制限時間がありませんが、6時間くらいで完走するのが望ましいそうなので、できれば、ワイヤレス系のイヤホンで8時間くらいの連続再生時間が欲しいもの。AirPods Proは4.5時間なので対象外です。
  2. 防水・防滴
    多少の雨で壊れてしまっては使い物になりません。
  3. 折りたためて軽い
    いまはほとんど出張がないけれど、旅ランが多いので、コンパクトなものが望ましいです。
  4. サングラスやマスクをしやすい
    耳かけ部分が厚くてサングラスと干渉するものは使えません。マスクやバフを気軽に脱着しやすいということが大事な条件です。
  5. 自転車で使用できる
    周囲の音をきちんと聞くことができる開放型のものを試してみたい!

スポーツのときにしか使わないので、音質にはさほどこだわらないけれど、あまりにも音がダダ漏れするのは気になります。

要求性能を満たし、ペアリングが簡単そうで、リーズナブル(3,000円台)なイヤホン、ということで、私が選んだのはカナル型でも骨伝導型でもない、ワイヤレスの耳かけ式の開放型イヤホン、UcomxのSports headphone『G56』です。

UcomxのSports headphone『G56』の特徴

  1. 音楽再生時間最大約10時間
    高性能リチウムバッテリーを内蔵し、バッテリー容量は120mAh、待機時間200時間で、スポーツや旅行中の電量不足を心配せず、音楽を楽しめます。
  2. IPX5防水&記憶チタン合金
    IPX5級防水防滴機能付きで、スポーツで汗まみれになっても、雨の中でランニングしても、巧みに配置されたシリカゲル材料が汗や雨の侵入を防ぎ、湿気を防ぎます。運動中の汗や雨の日の防水、防汗性能を備え、塵や埃などに対しても充分な保護性能を発揮(大雨や水に浸けることは避けること)。
  3. 変形しないチタン合金
    繰り返し曲げても変形しないチタン合金を採用し、本体はわずか17.7g。連結部が曲がりやすいので、コンパクトに収納できます。
  4. 快適な装着感
    人間工学設計に基づく、圧迫感や閉塞感がないデザインで、長時間使用しても耳が痛くならない耳かけ式を採用。軽量で耳にしっかりフィットし、運動する時に落下防止を実現できます。
  5. 耳を塞がないので安全
    音楽を聴きながら周囲の環境音(車の音や信号の音、緊急車両のサイレンなど)をしっかり聞き取れます。ランニングやジョギングなどスポーツの際に周りの状況がいつでも注意できて、運動時の安全を保障します。
  6. 先進bluetooth5.0搭載
    Bluetooth5.0チップを採用し、従来のV4.2より通信スピードが2倍、通信範囲が4倍に向上。優れた互換性があり、簡単・安定・高速かつ途切れのないBluetooth接続体験を可能にします。音漏れや音飛びなく、優れた音質で省エネルギー&長時間音楽再生を実現します。
  7. 簡単操作&品質保証
    通話と音楽の切り替えが容易で、片手で操作可能。運動中に耳元を押すだけで、スムーズに曲操作や電話の応答/拒否ができ、着信を見逃すことはありません。6か月間の保証つき。

求めていた性能を大きく満たしています! ランニングやサイクリング、登山など、幅広いシーンで大活躍してくれそうです。

届いたイヤホンをセッティング

UcomxのSports headphone『G56』パッケージ
パッケージ

パッケージにはイヤホン、USBケーブル、説明書が入っています。

UcomxのSports headphone『G56』セット内容
セット内容

説明書には日本語ページがあります。

UcomxのSports headphone『G56』日本語の取扱説明書ページ

耳に当たる部分の長方形の本体部がスピーカーで、右側本体表側の後ろ半分がマルチボタンになっています。電源のオン/オフ/ペアリング、再生/一時停止、受話/切断などが行えます。

電源が切れた状態で、マルチボタンを約5秒長押しすると、赤と青のLEDライトが交互点滅して、ペアリングモードに入ります。携帯や時計でBluetooth機能をオンにして、「Airwings」を検索し、接続します。

iPhoneともガーミンとも、あっという間にペアリングできました

プラスとマイナスボタンは右側本体の下側にあります。突起の凸がプラスボタン、凹がマイナスボタン。短押しで音量変更、長押しで曲のスキップや戻しなど変更ができます。

充電用のUSBポートは左側後ろにあり、指先でつまむための小さな突起がゴムカバーについています。

UcomxのSports headphone『G56』充電中

フル充電まで、2時間かかりませんでした。

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UcomxのSports headphone『G56』で走ってみたら

音量

小さなスピーカーを耳の穴近くで鳴らすため、耳の穴にイヤーピースを入れるカナル型より音漏れします。

イヤホン部が大きいので普通のインナー式のイヤホンに見えますが、耳は完全に開放されているので、外部音はよく聞こえます。小さめの音で音楽をかけて国道に出たら、車が通る音などを拾いまくって何も聞こえなくなり、音量を大きくしました。

大きな音量にしても、走っているし、周りの迷惑になるということはないと思います。骨伝導型は音がだだ漏れするそうですが、このイヤホンは耳から外して首にかけると聞こえないくらいなので、すれ違う人にも聞こえていないと思います。

装着感

耳の穴にイヤーピースを入れないので、耳にストレスがかかりません。イヤーフックで耳にかけるタイプで、耳を塞がないため、長時間装着しても痛くなりません。耳に当たる本体部分のスピーカーは平らで、締め付けがありません。

サングラスをかけていても無理なく使用できました。マスクの着脱もOKです。非常にスムーズ、というわけにはいきませんが、走りながらずらすことができました。

UcomxのSports headphone『G56』にサングラスとマスクのフル装備

フィット感

すぐに落ちそうな気がしましたが、片方が外れても、左右連結しているので落ちてなくすことがありません。走っているときに落とさない、なくさないのは大事なポイントです。

イヤーフックは柔らかいシリコン製で、耳にしっかりフィットします。左右のイヤホンをつなぐワイヤー部がゴムケーブルではなくシリコンチューブなのに軽く柔らかく、イヤホンを耳にかけたときに首の後ろがまったく気になりません。

変形しやすい柔らかいワイヤーなので、頭の大きさに関係なく、フィットしやすいのかと思います。コードのように絡まないのも嬉しいポイントです。

UcomxのSports headphone『G56』左右のワイヤー部分

軽さ

カタログ重量わずか17.7gと軽量で、耳にかけていることを忘れるくらいです。

耳にかけるフックの部分の素材は柔らかいけど、しっかりとした作りなのでキチッとかけられ、重さを感じさせません。今日は10kmでしたが、長距離を走ってみるのが楽しみです。

操作性

再生やストップなど、ボタンを押す部分が大きいので、走っていても楽に操作ができます。電話がかかってきたときも、同じボタンで受信でき、切るとまた音楽が再生されました。

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以前、使用していたイヤホン

SoundPEATS Audio のQ12

SoundPEATS Audio のQ12

ランニングの際は、デバイスに直接ケーブルを差し込んで使用する有線イヤホンを最初は使用していましたが、ワイヤレスのBluetoothイヤホン、SoundPEATS Audio のQ12を購入したら手放せなくなりました。

2017年3月11日に購入し、10月に故障して電源が入らなくなりました。メーカーの1年保証がついていたので連絡したら、メール連絡の3日後には新品を1点、送付してくれました。 しかも、故障品の返品は不要とのことでした。

1年以内にまた壊れたのですが、もう一度連絡をしにくく、夫用に購入した同じイヤホンを使っていました。2年ほどで断線してしまったのか調子が悪くなりました。

AppleのAirPods

AppleのAirPodsとフック
AppleのAirPodsとフック

2019年8月からはAppleのAirPodsをランニングにも使っていました。安いものではないので、排水溝に落とすのではないかと最初は心配で使えなかったのですが、設楽悠太さんがニューイヤー駅伝を走る際にAirPodsで音楽を聴いていたとどこかで読んで、使い始めました。

使ってみたら落とすこともなく快適! ところが、2020年2月にランパンのポケットに入れて洗濯してしまい、電源が入らない状態に。陽に当てて自然乾燥させ、シリカゲルとともにクッキー缶に入れておいたら復活しました。

4月からはマスクランがエチケットとして定着し、バフやマスクを引き下げたときにAirPodsを落としてしまい、探し回るということが何度かありました。

5月8日に友人がフックを送ってくれて落とすことはなくなったのですが、洗濯の後遺症か左側が聞こえなくなりました。

また、初期モデルのため、電源が1時間しか持たず、切れてしまいます。音楽は仕方ないとしても、ガーミンでワークアウトを作成していて、イヤホンで音声指示を聞いているのに、それが聞こえなくな流のは厄介です。

そういうわけで、今回、新たなイヤホンとして、UcomxのSports headphone『G56』を購入しました。

まとめ

インナーイヤー型やカナル型など、いろいろ試しましたが、今回の耳かけ式のイヤホンは使いやすくて気に入りました。10時間も再生できることだし、長時間使用したときにどのくらい快適かが楽しみです。

といっても、ガーミンForeAthlete 245 Musicは音楽再生モードだとバッテリーの減りが早くて最大6時間しかもたないようです。

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