一生に一度はホノルルマラソンを走ってみたい! そう思われている方の参考になるように、「JALホノルルマラソン2017」のレースルポをお届けします。
誰もが惹かれるホノルルの魅力と楽しみ方もたっぷりお伝えします!
この記事を書いている私は、「JALホノルルマラソン2017」を夫と一緒に4時間38分で完走しました。
ホノルルマラソンにHISのツアーで参加
2017年12月10日のホノルルマラソン参加のために、HISで4月23日にアーリーツアーを予約しました。夫とふたりで50万円弱でした。エントリーフィーは別途ひとり21,000円。
「時差ボケに負けないコツは前日の土曜日にホノルル入りすること」と岩本能史さんの書籍『非常識マラソンマネジメント』で推奨されていたため、土曜日にホノルルに着く7日間のツアーを選びました。
レース前日にホノルル入り
12月9日(土)
23:55
羽田発 ハワイアン航空856便。
11:55
ホノルル着。
12月とはいえ、ホノルルの平均最高気温は28度。抜けるような青空が広がっています。
空港からエキスポ会場(コンベンションセンター)にHIS専用バスで連れて行ってもらいます。メッセージボードに、私は「enjoy!」、夫は「Have fun!」と書き込みました。
説明会後、メールで受け取っていた「ナンバーカード引換票」を提示して、ゼッケンを受け取ります。
14:30
LeaLeaトロリーで宿泊先のハイアットリージェンシー ワイキキ リゾート&スパに移動し、チェックイン。
15:15
羽田で調べておいた「Teddy’s Bigger Burger」へ。
「Hawaii’s BEST」バーガー部門19年連続受賞中のハワイNo.1バーガーだそうです。迫力のバーガーをたっぷり味わって、いったんホテルへ。
ウエアにゼッケンをつけます。
今回のウエアは、1か月前の11月12日に夫と走った福岡マラソンの完走Tシャツです。
18:30
ホテルからの夕景がきれい!
ロイヤルハワイアンセンターのHISに荷物預けに向かいます。翌日の朝食もピックアップ。
「丸亀製麺」のうどんでカーボローディングでも、と軽く考えていたのに、大混雑! テイクアウトのおにぎりを買い、ABCストアでサラダなど夕食を買い込みます。
19:30
部屋で夕食。
21:00
ぐっすり眠りました。
レース当日は夫とスタートし、一緒にゴール!
12月10日(日)
2:00
起床。5時間睡眠。シャワーを浴びて、テーピングをします。
ウエアに着替えますが、今回はガチではなく、初めてのファンラン。暑いのでサポートタイツを履かずに走ります。初めての経験で、脚がもつか、ちょっと心配。
いつもは補給食のジェル3つくらいと飴だけをウエアのポケットに入れて走るけど、今回はポーチに携帯を入れて、途中で写真を撮る予定。
2:30
昨日、HISでもらった、おにぎり2個とあんパンの朝食をすませます。
3:00
ホテル出発。
3:15
ロイヤルハワイアンセンターのバス乗り場に歩いて行き、スタート地点までバスで移動します。
4:00
アラモアナ公園でHISの決起会とストレッチング。
ホノルルマラソンでは完走予想タイム別にナンバーカード(ゼッケン)の色とスタートエリアが決められています。ナンバーカードと同じ色の表示があるエリアに並ぶことになっていますが、なんだかみんなごちゃごちゃです。
私の色はブルーで完走予想タイムは3時間30分〜4時間59分。
5:00
スタート。
スタートガンの号砲を合図に花火が打ち上がり、歓声も上がります。気分もグッと上がって、さあ、いよいよ初めてのファンランの始まりです。
夫と一緒に走り出そうとするけれど……。一向に前に進みません。
花火が上がってしばらくは動かないという事前情報はもちろん把握していましたが、本当に進まない。4時間半のペーサーの後ろくらいに並んでいたつもりでしたが、そうとう後ろにいたのかもしれません。
実際にはスタート地点まで10分くらいだったけど、もっと長く感じました。スタートしてからも、歩くランナーで溢れています。
クリスマスイルミネーションが輝くダウンタウンあたりで少し走りやすくなってきました。
ダイヤモンド・ヘッド付近の上り坂は約1km。コース下見をしていなかったので、えっ、こんなに坂!? と正直驚きました。でも、下見をしていたら、もっと構えてしまっていたかもしれません。
ファンランだから、とにかくのんびり楽しめばいいと、コースマップの確認もしていませんでした。
海が美しく見えるダイヤモンド・ヘッドを過ぎたあたりで空が明るくなります。
たまに写真を撮りあいながら気持ちよく走りました。
楽器を演奏したり、ダンスをしたりして声援を送ってくれるロコたちに元気をもらいます。
HIS×ニューバランスのオリジナルキャップを被っているので、HISのスタッフの方々も、あちこちで力の限り、応援してくれます。
そして、往復約14kmのハイウェイへ。
私が走った2017年は浅田真央さんが初フルマラソンを走った年。
真央ちゃんには会えなかったけれど、女優の高梨臨さんが走りながらインタビューされている様子は見ました。
真央ちゃんは4時間34分13秒、高梨さんは4時間50分39秒で完走されたそうです。
高級住宅街のハワイカイでは、テーブルや椅子を家の前に出した住民の方々がビールなどのドリンクを片手に、優雅に応援してくれます。
そこで折り返し、ハイウェイの復路コースに入ったあたりで雨が降り始めたかと思ったら前方に虹!反対車線に24km表示が見えるので、こちら側は28km地点くらいです。
しっかり止まって写真を撮りました。
同じように止まって写真を撮っている方に夫婦ショットも撮っていただきました。
30kmくらいの地点で、「4時間半切れるかな」と夫が言い出したので、一緒に少しスピードアップしてみます。バレリーナのような衣装のランナーも!
緩やかな最後の上り坂が続くカハラあたりで夫がダウンしかかってストレッチ。歩いている人もいます。
下り坂を飛ばした先で、夫を待ちます。
最大の難所を乗り越えて、あと3km! ゴールを目指します。
フィニッシュゲートが間近に見えて……
9:47
ゴール!
手をとって、フィニッシュラインを越しました。
スタートロスは9分くらい? ネットで4時間半は切れなかったようです。
ゴール後は、完走Tシャツを受け取ります。今年は鮮やかな緑色!
素敵な色合いです。
HISのLeaLeaゴールテントで荷物を受け取り、着替えてから、10分10ドルのマッサージを受けます。アイシングのサービスも。
10:40
パラダイスキッチンPresentsのパワー回復軽食サービスで、カレー、豚汁、フルーツ、アイスをいただきます! その後、トレーナーの指導で軽くストレッチング。
11:30
シャトルバスに乗ってホテルへ。
ABCストアで、効果抜群という痛み止めのクリームを夫が購入しました。
13:00
ホテルのプールサイドでビールで乾杯! 脚をアイシング。
17:00
プールサイドでジャグジーに入ったりして存分に寛いだあと、ワイキキビーチへ。
パワースポットの「カヴェヘヴェへ」。
18:30
7月にオープンしたばかりの「デュークス・レーン・マーケット&イータリー内」の「バサルト(BASALT)」で夕食。完走のお祝いで、お酒もおいしくいただきました!
21:00
部屋へ戻ってお風呂へ入り、ウエアを洗って、23:30ごろに就寝。
2017年大会でもっとも遅くゴールした参加者のタイム(最終タイム)は16時間23分09秒だったそうです(80〜84歳の女性)。
ひと月後ぐらいに、2017年ホノルルマラソンのFinish-Line動画がYou Tubeにアップされ、いまでも見られます。さすが、ホノルルマラソン!
アフターレースは王道のハワイを大満喫!
完走した後は、多少動きがぎこちなくてもなんでも遊びまわるしかありません!
街は緑色の完走Tシャツを着た人で溢れ、心地よい一体感に包まれ……ている気がします。おいしいものを食べて、素敵な時間を過ごし、疲労回復を図ります。
完走証とフィニッシャーズ・タブロイドをGET!
12月11日(月)〜14日(木)
9:00
起床。
10:30
ホテルを出発してLeaLeaトロリーに乗り、パンケーキの超有名店「Cinnamon’s at the Ilikai シナモンズ」で、グアバソースパンケーキ!
夫はエッグベネディクトをチョイス。
12:30
完走証を受け取りに、ハワイ・コンベンションセンターへ。
完走証は大会翌日の9:00〜17:00にナンバーカードを提示して受け取ります。2016年大会から会場がカピオラニ公園からコンベンションセンターに変更になっています。
「9:00〜11:00は混雑が予想されるため、時間の都合がつく方は午後に来場されることをお勧めします」とメールで案内されますが、8000部無料配布の「フィニッシャーズ・タブロイド」(完走者の名前と記録が記載されています)は在庫がなくなり次第、配布終了なので、あまり遅いと不安です。
ナンバーカードを提示し、完走者一人に1部しかもらえないため、人に頼むことはできません。
この完走証の受け取りで、自分の正式なタイム(ネットタイム )を知ります。私は4時間38分01秒、夫は4時間38分00秒。
ストレッチする夫を待って励まし、ゴールしたのに、夫が「俺の方が1秒速い〜〜〜」と自慢したことで一悶着ありました😅
トロリーを駆使して移動するのがポイント
さて。
無事に仲直りしてからは、12/11〜14日の3日半で、これでもかというくらいハワイを楽しみ尽くしました。
移動手段としてトロリーを最大限、活用します。ハワイのトロリーはオープンエア。
誰でも乗られるワイキキトロリーと旅行会社提供のトロリーの2種類があります。
ワイキキトロリーはブルーライン・グリーンライン・レッドライン・ピンクライン・パープルラインの5路線があり、1乗車に付き2ドルです。各種乗り放題チケットも用意されています。
JCBカードの利用者であれば2022年3月31日までピンクラインの乗車賃が無料のキャンペーンをやっています。
一方、旅行会社が提供する、HISの「LeaLeaトロリー」、JALの「レインボートロリー」、JTBの「OLI OLIトロリー」、ANAの「 ANAエクスプレスパス 」は、ツアー利用者であれば無料です(ANAはマイレージクラブに登録したANA利用者)。
LeaLeaトロリーのみ、ツアー利用者ではなくても、7日券を45ドル(約5,000円)で購入できます。ダイナースクラブカード利用者であれば、7日券が2021年3月31日まで無料で利用できます。
私たちはHISのツアー参加者なので、乗り放題のLeaLeaトロリーの全路線をほぼ網羅しました。
「この木何の木🎵」の「日立の樹」のあるモアナルア・ガーデンにも行けます。
カカアコのウォールアート。
雨が降ってきたのでLeaLeaトロリーの車窓から眺めます。
ハナウマ湾をゆったり見物。
ダイヤモンドヘッドを眺めて、カハラモールへ。
カハラモールのホールフーズマーケットには魅力的なオーガニック商品が満載! 2日続けて行きました。
街中の至るところにあるABCストアでも、かわいくて手頃なお土産をたくさん購入。
ハレクラニホテルで優雅にフラディナーを楽しんだり、
「アイランド・ヴィンテージ・コーヒー」でアサイーボウルを満喫したり、
手づかみシーフードの「レイジング・クラブ」でカニをイヤっというほど食べたり(閉店してしまったようです)、
宿泊ホテルのハイアットリージェンシーでハワイアンキュイジーヌを優雅に楽しんだり、
「レナーズベーカリー」まで歩いて行って、
マラサダを食べ過ぎて苦しくなったり、
おいしいもの三昧しました。
朝の散歩やビーチの昼寝、
美しいサンセット、
ホテルからの夜景なども楽しんで、体力と財力と時間の許す限り、あちこちを廻りました。
クリスマスセールやアウトレットでは、ランニングウエア、水着、コートなどをGET!
王道のハワイを満喫しました。
12月14日(木)
17:35
ホノルル発 ハワイアン航空855便。
12月15日(金)
22:05
羽田着。
レースも楽しかったけど、レース以外の時間も充実していたホノルル。
思い出すだけでまた、行きたくなります!
まとめ
肝心のレースの心得として覚えていてもらいたいのは、以下の3つです。
- 暑い
- 混んでる
- 坂がある
でも、それを超えてあまりある魅力がホノルルマラソンにはあります。また行きたい!
ホノルルマラソンで大事なのは、マイペースで楽しくゴールを目指すこと。記録を狙わないファンランをお勧めします。
もし、ガチで記録を目指すなら、他の大会よりも入賞しやすいかもしれません。年齢別部門の上位3位に入賞すると記念品が授与されます。
2017年の55~59歳の女性完走者826人の場合、ベストタイムは3:39:24でした(ちなみに、60~64歳の女性のベストタイムは3:21:09と、もっと速いタイムです)。
レース前日に現地入りしたので、コース下見ツアーやジョグ&ストレッチなどには何も参加しませんでしたが、今回は前日入りのツアーで正解だったと思っています。
次回、時間に余裕があったら、自分でホテル&飛行機をエクスペディアやサプライスなどでセットで予約するか、ホテルをJTB、アゴダ、エクスペディアなどで、エアーをスカイチケット、HIS、JTBなどで手配するかもしれません。
新型コロナウイルスの収束→レース開催の暁には、ご夫婦で、家族で、友人や仲間と、あるいは単独で、ホノルルマラソンにチャレンジしてみませんか。
2020年のエントリーについては、公式サイトをご確認ください。