初フルマラソンはホノルルで!
「ホノルルでデビューするとマラソンが続く」(岩本能史さん)といわれます。
ランニングを始めてから読む本読む本すべてにホノルルマラソンが登場しました。
コミックエッセイ 『マラソン1年生』のたかぎなおこさんが目指したのはホノルルマラソン完走。
『世界一の!「超楽」マラソン練習法』では、著者の小谷和彦さんが「初レースには断然ホノルルマラソンをおすすめします」と言いきっています。その理由は、「エントリーさえすれば全員が参加でき、誰もがFINISHERになれて、マラソンが好きになる」。
『3時間台で完走するマラソン』では金哲彦さんが冒頭からホノルルマラソンに触れています。
岩本能史さんでさえ、『非常識マラソンマネジメント』で、まるまる1章分をホノルルマラソンにあて、コースの走り方や穴場トイレの場所まで、詳細に記されています。
ホノルルマラソンはランナーの憧れの大会です。
大会日程や特徴、エントリー方法、ツアー情報などをまとめています。
この記事を書いている私は、2017年にホノルルマラソンを完走しました。ガチではなく、初めてのファンランです。
携帯を持ち、途中で写真を撮ったり、夫と話したりしながら、4時間38分で一緒にゴールしました!
JALホノルルマラソンとは
アメリカ合衆国ハワイ州オアフ島ホノルル市で開催されるホノルルマラソン (Honolulu Marathon) は1973年に始まり、2020年に48回目を迎える世界最大級の市民マラソン。ニューヨークシティーマラソン、ボストンマラソン、シカゴマラソンと並ぶ「全米4大マラソン大会」(規模は3位)です。
毎年の参加人数約3万人のうち、日本からの参加者は1万人を超え、多くの日本人ランナーを魅了しています。
一般的なマラソン大会には制限時間がありますが、参加定員も制限時間もなく、7歳以上から参加可能です。マラソン未経験の初心者からベテランランナーまで、家族や友人と一緒に誰もが参加できるマラソン大会です。
健康づくりのために参加する一般市民ランナーが多く、「ジョガーの祭典」といわれ、完走率は9割以上(スタートした参加者の完走率は例年99%程度)です。
開催日
毎年12月第2日曜日に開催されます(1977年以降)。2020年の開催予定は12月13日(日)です。
コース
アラモアナ公園をスタートし、ライトアップされたサンタクロース像やクリスマスイルミネーションの飾り付けを眺めながらワイキキの中心街を経て、ダイヤモンド・ヘッドを登り、カハラからハワイカイに向かいます。ハワイカイで折り返し、カハラを回って再びダイヤモンド・ヘッドを通過し、カピオラニ公園でゴール。
多少のアップダウンはありますが、壮観なシーサイドコースです。
楽器を演奏する人、軽快な音楽やダンスで声援を送る人と、沿道のロコたちの陽気な応援を受けてゴールを目指せば、一生モノの思い出になります。
気温
12月の平均最高気温が27度を越えるホノルルで、日が昇る前の朝5時にレースが始まるのは暑さ対策のため。それでも、朝5時時点の気温は20度を超えています。
参加者は午前3〜4時頃にスタートエリアに集まり、まだ真っ暗ななか、号砲とともに盛大に打ち上げられる花火に見送られて、スタートします。
レース中は暑さがこたますが、ざっと雨が降って虹が見えることも!
ゴール後は寒さに震えることもなく、カピオラニ公園で完走の余韻を満喫できます。
エントリー方法
ホノルルマラソンにはツアーで参加される方が多いかと思いますが、ホノルルマラソン日本事務局の公式サイトにて自分でエントリー登録する必要があります。
期間と料金
毎年4月半ばにエントリーがスタートし、時期によって3期にわかれます。エントリー時期で料金が変わり、早いほど安くなります。例年なら、アーリーエントリーが人気です。
12月8日(日)開催だった2019年は以下の料金でした。
アーリー | 4月16日~4月25日 | 23,000円 |
第1期 | 5月15日~10月16日 | 28,000円 |
第2期 | 10月17日~11月12日 | 33,000円 |
現地エントリー | 12月5日〜7日 | US$380 |
※現地エントリーは日本円約4万2000円/USドルの現金またはクレジットカードでの支払い
今年の料金は掲載されていませんが、ホノルルマラソン公式サイトによると下記の通りです。
2020年エントリー料
2月17日〜4月12日 | US$195 | 21,000円 |
4月13日〜5月24日 | US$195(210?) | 21,000(23,000)円 |
5月25日〜9月6日 | US$245 | 27,000円 |
9月7日〜10月18日 | US$290 | 32,000円 |
10月19日〜11月29日 | US$310 | 34,000円 |
オンラインエントリー方法
ホノルルマラソン日本事務局の公式サイトより簡単に手続きできます。
ホノルルマラソン公式サイトからはエントリーできず、「日本にお住まいの方は、www.honolulumarathon.jpをご利用ください」と、日本事務局公式サイトが案内されています。
グループエントリーはありません。
自分のメールアドレスを登録してマイページを作成し、ログイン後に大会名、種目や関連商品を選んでいきます。
エントリーフォームに必要事項を入力し、同意書に同意して入力内容確認。
クレジットカード決済手続き完了をもって、エントリー受付となります。
JALマイルでのエントリーや、エントリー用紙によるもの、現地エントリーについても記載されています。
その他、ホノルルマラソン日本事務局公式サイトには、ホノルルマラソンの有意義な情報満載です。
ツアーか個人手配か
ツアーには、出発前の事前セミナーやランニングクリニック、コンベンションセンターでのナンバーカード受け取りの案内、コース下見ツアー、レース当日の朝食準備、スタート地点・ゴール地点へ専用シャトルバスによる送迎など、手厚いフォローがついています。
以下のオプションもあります。
- テーピング講習会など
- スタート前のストレッチ会や決起集会など
- レースの手荷物預かり
- ゴール地点にテントを用意
ツアーに参加すれば、ホノルルマラソンに慣れた専門のスタッフがサポートしてくれるため、安心です。
個人手配の場合は、飛行機とホテルをエクスペディアやサプライスなどでセットで予約します。
ホテルは、JTBやアゴダ、エクスペディアなどを利用して、おトクに予約します。
ホテルはともかく、エアーチケットは各航空会社やスカイチケット、HIS、JTBなどで早めに抑えた方がよいようです。
ツアーも早い時期に売り切れることがあります。
私が2017年に参加したときはHISのアーリーツアーを利用しました。レースの様子は別の記事「ホノルルマラソン【レースルポ】とホノルルの楽しみ方」でご紹介します。
ツアー会社と料金
ジャルパック、ホワイト・ベアーファミリー、近畿日本ツーリスト、JTB、HISのJALホノルルマラソンツアー、国際興業のディー・オー・ジー・マラソンツアーなど、6社以上の会社が充実したプランのツアーを組んでいます。
セントラルスポーツ、ルネサンス、コナミスポーツクラブ、ぴあ各社とHISの組んだツアーもあります。
出発地は、成田、羽田、関空・セントレア・福岡・新千歳空港です。
料金はホテルや日数によって大きく変わりますが、6日間で20〜30万円くらいが相場のようです。
選ぶポイント
ツアーは日数とホテルで選びます。
余裕を持って木曜か金曜に現地入りして体をならすか、前日に現地入りするか。
レース前の日程が長くても、レースが終わらないと思いきり遊べないという場合には、レース後の日程を長くとる方が、料金も安くなります。
ホテル選びのポイントは、スタート地点に近いか、ゴールに近いか、ビーチに面している方がいいか、コンドミニアム形式がいいか。
ツアーの場合は、スタート地点へ、あるいはゴール地点から専用シャトルバスによる送迎があるので、場所で悩む必要がありません。
個人の場合、スタート地点より、ゴール地点に近い方がおすすめです。ゴール地点の近くから、スタート地点に向かうバスが出ます。
マラソン以外も楽しもう! ハワイの楽しみ
プレマラソン
ブース出展やステージイベントが楽しい「ホノルルマラソン・エキスポ」、音楽で盛り上がるホノルルマラソンのオフィシャルパーティー「アロハフライデーナイト」など、関連イベントが盛りだくさんです。
例年通りの日程だと、2020年は下記の通りです。
12月10日(木)~12月12日(土) | ホノルルマラソン・エキスポ(EXPO) |
12月11日(金)午後5時30分 ~ 午後8時00分(予定) | ホノルルマラソン・アロハフライデーナイト(オフィシャルパーティー) |
12月12日(土)午前7時 ~ | カラカウア メリーマイル(1マイル=1.6kmのファンラン) |
12月13日(日)午前5:00~ | ホノルルマラソン当日 |
12月13日(日)午後1時 ~ | 表彰式 |
12月14日(月)午前9時 ~ 午後4時 | フィニッシャーマンデー(完走証受け取りなど) |
アフターマラソン
世界有数のリゾート地・ハワイで開催されるされるからこそ、弾丸で帰るなんてもったいない!
アフターマラソンは思う存分ハワイを楽しみ尽くしましょう。
ちょっと動きがぎこちないような完走Tシャツ姿の行き交うワイキキのビーチでのんびりしたり、クリスマスセールを満喫したり、おいしい食事やスイーツに舌鼓を打ったり……、時間がいくらあっても足りないくらいです。
時間に余裕があるなら、充実したプランの【JTB】ハワイの現地オプショナルツアーなどを利用してみてもいいかもしれません。
ホスピタリティの高いハワイのアクティビティを遊び倒しましょう!
まとめ
例年ならアーリーエントリーが終わっているはずのホノルルマラソン。
予定通り2020年12月13日に開催されるなら、まだ安い設定の価格でエントリーできるかもしれません。
日本人レース参加者の半数が初フルマラソンともいわれるホノルルマラソンを目指し、新型コロナウイルスの収束を願って、ソーシャルディスタンスを守りつつ走り出してみましょう!