7月23日(木)に走り終わってデータをアップロードしようとしたら、ガーミン コネクト(Garmin Connect)がシステムメンテナンス中の表示。いつまで経っても、データを取り込めませんでした。
ガーミンのGPSつき腕時計ForeAthlete 245 Musicが故障して、前日の22日の夕方に交換製品が到着したばかりだったので、もしかして私の新ガーミンだけの問題なのかなと思っていましたが、世界的な大問題でした。
ガーミンはランサムウェアの攻撃を受けている可能性が高いと24日に知りました。要求された金額を支払わないと、最悪データが消失してしまうことになるとか。
デバイスを変更したばかりだから、時計本体にはデータが蓄積されていないんだろうなと思い、データをすべて失ったかと心配になりましたが、4日経ってガーミン コネクトは一部復旧しているようです!
この記事を書いている私は2011年に走り始め、これまでの9年間で購入したガーミンは4つ。ランにはガーミンが欠かせません。
ガーミン コネクトが一部復旧し、アップロード可能に!
デバイスのデータを確認するには?
ガーミン コネクトのサービスダウンが発生してから3日経ってもガーミンから詳細な情報が提供されなかったため、復旧には時間がかかりそうだと想像できました。
ガーミン コネクトが使えなくてもデバイスに情報が蓄積されていくにしても、設定しているワークアウトやギアにもアクセスできなくて困ります。
あるいは本当にガーミン コネクトにアップロードしているアクティビティのデータや個人的データが消失、流出するかもしれません。
運の悪いことに、新しいデバイスのメモリーにはおそらく購入した1年ほど前からの過去のアクティビティのログは保存されていないと思いますが、一度だけガーミン コネクトに接続したし、もしかしたらデータが残っているかもしれないので確認したい!
ガーミン コネクトと Stravaを連携しているので、通常ならガーミンデータは自然にStravaにアップロードされますが、いまはできないので、新たなデータをStravaに直接アップロードできるようにしておこうと思いました。
ForeAthlete 245 MusicはMacに認識されない?
ガーミンデバイスは付属のUSBケーブルでPCに接続するだけでPCに認識される、と読んで、接続してみましたが、まるで認識されません。
あれ?
いろいろ調べると、音楽機能を持つガーミンデバイスはMacにドライブとして認識されないようです。接続するにはAndroid File Transferというユーティリティーソフトをインストールする必要があるそうです。
手順通りにインストールしてAndroid File Transferを起動し、ForeAthlete 245 MusicをUSBケーブルでMacに接続してみました。
「Android搭載端末が見つかりません。開始するにはAndroid搭載端末にUSBケーブルを接続してください」
再び、あれ?
ケーブルが違うはずはないのに、ガーミンデバイスのフォルダやファイルが表示されません。
接続できない場合の対処法を検索しました。
接触不良かもしれないので何度か抜き差ししてもダメ、MacのUSBポートとガーミンのケーブルの接続口をエタノールでクリーニングしてみます。
残念ながら一向に認識されません。
Stravaの公式サイトを見てみると、アクティビティを手動でアップロードする方法をユーザーに提供してくれています。
音楽機能を持つガーミンについても記載されています。
でも、アクティビティログのFITファイルにたどり着けないので、Stravaにデータをアップロードすることもできません。
ガーミン コネクト復旧前の手続きをとりあえず断念して走りに行きました。
データがすべてアップロードできた!
走り終わり、Apple WatchのデータでインスタにUPしようと思っていました。
その前に念のためにガーミン コネクトを開いたら、あいかわらず「サーバーメンテナンス」と表示されていますが、表示項目に変化があります。
3度目のあれ?
2回のランって!?
更新してみると、23日、24日とデータがアップロードされました。
Garmin Sportsから「新しいアクティビティが正常にアップロードされました」というメッセージ。Stravaからもデータがアップロードされたと知らされました。
デバイスに蓄積されていたサービスダウン中のアクティビティは、本日分まですべてガーミン コネクトにアップロードされました。
表示はまだ「申し訳ありません。システムメンテナンス中です。後で確認してください」ですが、「マイデイ」「チャレンジ」「カレンダー」「Garminコーチ」「詳細」と、確実に表示される項目が増えています。
公式サイトでは復旧状況が随時更新されています。
あれこれ慣れない作業を試みてカリカリするよりも、ガーミン コネクトの完全復旧を待とうと思いました。
ワークアウトやコースを作成してデバイスに転送したり、ギアを登録して使用状況を把握したりするガーミン コネクトの機能がすべて、早く使えるようになって欲しいですね。
まとめ
故障したガーミン時計の交換製品が手元にやってきた翌日のトラブル。
タイムロスがなく同時交換ができて喜んでいたのに、デバイスにデータがないことで少し不安になりました。
でも、データはいまのところ無事にガーミンに保存されているようです。
Stravaに手動でアップロードしたアクティビティは、重複して保存されることはないとStravaの公式サイトに書かれています。
今回、ForeAthlete 245 MusicのアクティビティをMacにアップロードすることに失敗してしまいましたが、今回のような事態に備えて、接続できるようにしておこうと思います。
ガーミン コネクトのアカウント名(メールアドレス)とパスワードは流出した可能性があるので、他のウェブサービスで同じものを使い回している場合には、不正ログインを防ぐために変更しておいた方がいいそうです。
Garmin Ltd.は、2020年7月23日に一部のシステムを暗号化したサイバー攻撃の被害を受けました。その結果、ウェブサイトの機能、カスタマーサポート、顧客向けアプリケーション、企業通信など、オンラインサービスの多くが中断されました。私たちはすぐに攻撃の性質を評価し始め、修正を開始しました。
Garmin Payからの支払い情報を含む顧客データへのアクセス、紛失、盗難の兆候はありません。さらに、Garmin製品の機能は、オンラインサービスにアクセスできること以外は影響を受けませんでした。影響を受けるシステムは復元されており、数日以内に通常の運用に戻ると予想されます。
影響を受けるシステムが復元されると、情報のバックログが処理されるため、多少の遅延が予想されます。
ガーミン公式サイトより