湘南国際マラソンは来年、世界初のマイボトル・マラソンへ

湘南国際マラソンはマイボトル・マラソンで開催 マラソン大会
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2020年12月6日に開催予定だった第15回湘南国際マラソン。世界初のマイボトル・マラソンを目指して準備を進めているようです。大会開催日、エントリー、新たな取り組みなどについては、8月4日13時より記者発表会が行われ、YouTubeでライブ中継されます。

 

この記事を書いている私は、2011年に第6回湘南国際マラソンでフルマラソンデビューを果たして以来、湘南国際マラソンを6回完走しています。

2019年12月1日の第14回湘南国際マラソンでは、サードベストの3:39:04でゴールしました。

 

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湘南国際マラソンは来年、世界初のマイボトル・マラソンへ

湘南国際マラソンはマイボトル・マラソンで開催

開催可否と延期案を協議中と5月11日に発表

2020年12月6日に予定されていた第15回湘南国際マラソン。例年、5月20日前後の土曜日からランナー募集がされていましたが、今年は新型コロナウィルス感染症(COVID-19)が拡大し、終息の見通しが立たないため、5月の募集は見送られていました。

大会公式サイトに5月11日に情報がUPされました。

湘南国際マラソンへご参加を検討されている皆さまへ

 湘南国際マラソン実行委員会は、2020年12月6日(日)第15回大会開催に向けて準備を進めてまいりましたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大、終息の見通しが立たない現状下、開催可否および開催延期案も含め協議・検討を行っております。そのため、誠に残念ではございますが、大会ランナー募集は、例年同様の5月中旬時点では行わないことといたします。今後、実行委員会では地域、および公的機関、医療機関、ボランティアをはじめ関係各所と連携をとりながら、「安心」・「安全」な大会が開催できるよう前向きに検討、準備をしてまいります。皆さまにはご理解たまわりますようお願い申し上げます。

 なお、エントリー募集時期・開催時期つきましては、改めて当ホームページにて発表させていただきます。

湘南国際マラソン公式サイトより

同日、第14回湘南国際マラソン参加者全員に同内容のメールが配信されました。

湘南国際マラソンランナー募集についての案内のメール

湘南国際マラソンは第9回大会(2014年)までは日本陸上競技連盟・公認コースで11月3日に開催されていましたが、第10回大会(2015年)以降は公認化を見送り、12月の第1日曜日に開催されています。

現在も日本陸連・非公認扱いのコースですが、全日本マラソンランキングの対象大会です。

ホームページのイメージが様変わり!

第15回湘南国際マラソンのホームページを見てみると、スポンサーがニューバランス (New Balance)からゴールドウイン(GOLDWIN) /ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)に変わっています。

いままではピンクの柔らかな印象でしたが、ホームページの雰囲気が一新され、グリーンとブルーで山と海を象ったようなシャープなロゴになり、ロードというよりトレイルのイメージが強くなりました。

大会開催日、エントリー、新たな取り組みについて、8月4日に発表すると記載されています。

湘南国際マラソン実行委員会は、2020年8月4日(火)13時より、ザ・プリンスパークタワー東京ホテルにおいて、大会開催日、エントリー、そして新たな取り組みについて記者発表会を行います。
当日の発表会の模様は、YouTubeでライブ中継されます。

湘南国際マラソン公式サイトより

将来を考えたマイボトル・マラソン

公式サイトにリンクされているYouTubeをクリックしてみると、「走るTV」として、新たな取り組みの内容が少しだけ書かれています。

第15回湘南国際マラソン記者発表会

「マイボトルで走りましょう」
子供たちのために、地域のために、地球環境のために
湘南国際マラソンはゴミを出さない大会をめざします。
給水所に使い捨てカップを置きません、
選手のみなさんはご自身でマイボトル、
マイカップを用意してスタートしてください。
2021年湘南国際は、われわれの将来を考えた
世界初のマイボトル・マラソンです。

公式サイトにリンクされているYouTube

ゴミを出さないマイボトル・マラソンを目指すそうです。

フルマラソンの大会で当たり前のようにコップを道路に投げ捨てるランナーがいて、気になっていました。

私は少しタイムロスになることがあっても、給水コップをきちんとゴミ箱に捨てることを心がけています。捨てるタイミングを逸してしまったときは、小さく潰して、次の給水所まで持って走ることもあります。

私自身がシリアスランナーではないということもありますが、それでもいろいろと気になることがあります。

  • 給水所で自分でボトルに給水するとなると、確実にタイムロスが生じるなあ。
  • 補給食やグローブなどを落とすランナーがよくいるように、持参したマイボトルやマイカップを落としたら、そうとうショックでは。
  • 喉が乾いていなくても、3〜5kmに1回は喉を潤そうと思っていたけど、毎回給水する余裕はなくて我慢しちゃうかも。
  • 記録を狙ってタイムを競うのではなく、ファンランだと割り切る?

マラソン大会では珍しいけれど、エイドステーションに紙コップの用意がなく、マイカップの持参を条件とするトレイルランのレースは多数あるようです。

トレイルランのレースに出たことがないので、自分で給水タンクの蛇口を捻ってボトルに入れるのか、入れてもらえるのが普通なのかもわかりません。

湘南国際マラソンの日本初の試みは他にも

湘南国際マラソンは、2018年12月2日の第13回大会から、ネットタイムが公式記録で、「グロスタイム」は参考記録として完走証に記載されます。順位もネットタイムで判定します。

運営上の困難から、公式記録はグロスタイムでネットタイムは参考記録というパターンが多いなか、数千人規模以上の大規模マラソンでは日本初の試みだそうです。

第14回大会では、ネットタイム1位(グロスタイム2位)の方が優勝しました。

第10回大会(2015年)以降、公認大会ではないことで陸連ルールに従う必要がなく、柔軟なチャレンジができるのかもしれません。

まとめ

2021年3月14日に開催予定だった「静岡マラソン2021」は、新型コロナウイルス感染症の感染状況やその影響に鑑み、2020大会に続いて、2年連続の開催中止が決定されたばかりです。

約9万人が参加する「静岡マラソン」の実情から、スタート地点やコース全般、沿道などの「三密」状態を回避することは非常に困難で、ボランティア、スタッフ、沿道の観衆、ランナーなど、大会に関わるすべての人の「安心」「安全」が確保できないことに加え、感染症対策を強化して臨んでも感染リスクを完全に排除できないことを考慮した上での決定だそうです。

湘南国際マラソンが新たな試みを発表すると聞いた時点では、開催日を変更した上で、バーチャルレースを開催するのかと思っていました。
「2021年湘南国際」とYouTubeのページに書かれているため、開催日は2020年ではなく、2021年に延期されることは間違いありません。2月28日という情報もあります。

湘南国際マラソンは毎年、募集開始日に定員(第14回はフルマラソン定員 1万6,500人)が埋まってしまうほど人気のマラソン大会です。どのように「三密」状態をコントロールする計画なのか、開催日、参加人数、スタート方法(ウエーブスタート?)、参加料、開催しなかった場合の参加料の返還、エントリー開始日など、8月4日の記者発表を待ちたいと思います。

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