バーチャルシカゴフルマラソンを箱根駅伝の2区と3区で挑戦することにしました。2区の権太坂、3区の遊行寺坂など、自分の脚で走ってみるとアップダウンを実感できます。
気温15度、台風接近中で雨が振り続くなか、友人と一緒になんとか走りきれました!
この記事を書いている私は、三浦しをんさんの青春長編『風が強く吹いている』に触発され、ひとり箱根駅伝をしてみたくなりました。
バーチャルレースが相次ぐ10月に、シカゴマラソン バーチャルエクスペリエンスを利用して、大学時代の友人と一緒にひとり箱根駅伝に挑戦しています。
ひとり箱根駅伝2・3区でバーチャルシカゴフルマラソン
箱根駅伝は、国道1号線をメインに、東京都千代田区大手町・読売新聞東京本社ビル前から、鶴見、戸塚、平塚、小田原の各中継所を通って、神奈川県足柄下郡箱根町・芦ノ湖まで往路5区間(107.5Km)、復路5区間(109.6Km)の合計10区間(217.1Km)で競う、学生長距離界最長の駅伝競走です。
シカゴマラソン バーチャルエクスペリエンスは、10月5日(月)から11日(日)の1週間。
10月6日にバーチャルシカゴハーフマラソンで箱根駅伝1区を走りました。
今回はフルマラソンで2・3区を走りました。
箱根駅伝2区
スタート地点・鶴見中継所〜5km
今回のスタート地点は鶴見中継所。
ひとり箱根駅伝をするにあたって注意しなくてはならないのは、走り終わった後の着替えなどの荷物です。
今回はゴール地点の平塚中継所近くに、事前に友人が車を置いてくれることになっていたので、私の荷物も預かってもらいました。
友人と横浜で落ち合って鶴見市場駅に向かい、傘をさして鶴見中継所へ。
前回ゴールしたときは、友人と一緒に写真を撮る余裕がありましたが、今回は雨も降っているし、それぞれの写真をささっと撮って10時過ぎに鶴見中継所を出発しました。
台風が接近中なので、ウエアの上に雨具を身につけ、リュックを背負いました。リュックを背負って走るのは初めてです。
走り始めてすぐの交差点に横断歩道がないので、下をくぐります。
前回はガーミンを一度も止めなかったのですが、今回は信号待ちなどで計測を止めることにしました。
鶴見川を渡って京急本線に沿って走り、新子安駅を過ぎたら5kmです。
5〜10km
東神奈川駅まで道路の左側を走っていたため、首都高を歩道橋で横切って道路の右側に移動しました。
神奈川駅のあたりで一瞬道を間違えそうになったけれど、無事に軌道修正しました。
横浜駅に着き、写真を撮りました。
1kmほど先、9km地点の高島町の交差点で道をミスしないように気をつけます。
10〜15km
信号であまり止まらずにテンポよく走れているせいか、あるいは雨が降っていて呼吸がしやすいからか、10kmを超えても、この間ハーフを走ったときよりだいぶラクです。
12km手前の保土ヶ谷ではレトロな商店街に入って、少し雨宿りしながら走れました。
ひたすら1号線を走り、ここからずっと上りなのかなあと思うと下りになったりしながら、気づいたら権太坂に入っていました。
権太坂上の信号で止まったので写真を撮ります。
坂上だから後は下るのかなと思ったら、もう少し上りがありました。
15km〜戸塚中継所(23.1km)
15kmを過ぎたら下りになり、走るのがグッとラクになります。
快調に走っていたけど、19kmを過ぎた不動坂の信号から先は、車専用道路になってしまうとのこと。右の1号線には行けないのか、コインランドリーにいらした女性にお尋ねしたら、「箱根駅伝コースは自転車も通行禁止で歩くのは危ない」と、とても丁寧に迂回路を教えていただきました。
がんばってくださいと声援も送ってくださいました。ありがとうございます!
右の1号線ではなく、左の1号線を進みます。
途中で右折し、20km地点のイオンでトイレ休憩しました。しっかり止まった途端に寒さを実感します。
イオンでスポーツドリンクを買って出発。川を渡り、線路を渡ります。
矢沢の交差点で、本来の箱根駅伝の1号線に戻って22km。
カワサキ、Ducati、ハーレーダビッドソン、レッドバロンとショップを過ぎて戸塚中継所に到着します。
何もないよ、と聞いていた通り、モニュメントどころか、「戸塚中継所」の文字もなく、「ら〜めん 中継所」の看板があるだけでした。
箱根駅伝3区
戸塚中継所〜25km
雨も降っているし、戸塚中継所で終わりにするという選択肢もあったけど、あまりに何もないので、ここで一区切りという気持ちになれません。
戸塚中継所から300mほどは歩道がなく、急いで先に進みます。
25〜30km
27kmを過ぎ、1号線から30号線に入ります。しばらく行くと、遊行寺坂の一里塚があったので記念写真撮影。右手に遊行寺を見ながら藤沢駅北口入口の交差点を過ぎたら30kmです。
30〜35km
30kmを過ぎて、藤沢跨線橋下を超えて、東海道本線を横切ります。
31km手前、藤沢警察署前の交差点で二又を右に進みます。キャンピングカーを売っているフォルクスワーゲン湘南鵠沼店の隣のセブンイレブンでトイレを借りて、スポーツドリンクを購入しました。
飲み物で元気を取り戻し、海を目指します。
35km手前、浜須賀の交差点で海沿いの国道134号線にぶつかります。
35〜40km
台風の影響か波が高く、サーフィンを楽しむ人の姿が。
国道134号線はよく走る道です。
9月のバーチャルボストンフルマラソンでも鎌倉から平塚まで走りました。
道路の右側を走ると信号があるので、海沿いの左側を走ります。
茅ヶ崎漁港を過ぎて40kmを過ぎたら湘南大橋です。
40km〜ゴール・平塚中継所 (21.4km ➡ 44.5km)
湘南大橋の気温は15度。雨は降り続いています。
ものすごい追い風が吹いて、身体が煽られます。
でも、ここを超えたら後少し、と思うと嬉しくなります。
高浜台の交差点で左側には歩道がなくなるため、右に渡ります。
平塚駅南口入口の交差点でフルの距離になったので、いったん計測をストップしました。バーチャルシカゴフルマラソン、終了です。
平塚中継所まで後2kmほど。新しく計測を開始して、花水川を超えたら唐ヶ原交差点。
平塚中継所です。
戸塚中継所以上に、中継所らしさがありませんでした。
距離は2区23.1km+3区21.4km=44.5kmではなく、42.35km+2.08km=44.42km。800mほど足りませんでした。タイムは4:33:43、ペースはキロ6’09”でした。
友人が停めておいてくれた車まで歩いて乗り込んだら、寒さがどっと押し寄せてきました。
車内を暖かくしてもらって着替え、人心地つきました。
大磯で温かいうどんを食べ、ノンアルコールビールで乾杯です。
まとめ
台風接近中の最中に、まさか本当にフルを走り切れるとは思っていなかったのに、止まっていた時間を入れても6時間かからずに走りきれました。
それに、前回ハーフを走ったときよりもダメージが少なくて嬉しい。
初めてのリュックも快適……と、走っているときは思っていたのですが、腰の部分が擦れていて、お風呂でしみる! 今後の教訓になりました。
走る区間をひとつ選ぶならいまのところ3区かな〜と思ったり、意外なアップダウンを発見したり、走ったからこそ楽しめる箱根路になりました。