2022年NYCマラソン完走記⑦【レース当日:ハーフ以降】

2022年ニューヨークシティマラソン完走記⑦・ニューヨークシティマラソン【レース当日:ハーフ以降】 マラソン大会
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ニューヨークシティマラソン(TCS New York City Marathon:以下、NYCマラソン)、4:20:44で(キロ6’11”)で無事に完走しました。

23度の気温に苦しみ、ハーフ以降はレースで初めて写真を撮りながらのファンランに切り替えました。

35km地点の手前のエイドで夫とばったり出会って、走ったり歩いたり。ニューヨークの応援は噂通り熱狂的で、美しい紅葉のセントラルパークで夫と一緒にゴールしました。

今回はレースのハーフ以降、ゴール後、ロックフェラー・センター、夕食などをアップします。

この記事を書いている私は2011年にサブ4でフルマラソンデビュー後、2012年にPB更新(3:29:11)。以来、11年間で13回、サブ4を達成しました。

世界6大マラソン大会制覇を目指し、2022年は4月にボストンマラソン、10月にシカゴマラソン、11月にニューヨークシティマラソンを完走しました。

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2022年NYCマラソン完走記⑦【レース当日:ハーフ以降】

2022年ニューヨークシティマラソン完走記⑦・ニューヨークシティマラソン【レース当日:ハーフ以降】

ハーフ〜ゴール【レース編:後半】

<~25km/0:29:28(5’53”/km)タイム2:19:39>

【QUEENS PULASKI BRIDGE〜QUEENS QUEENSBORO BRIDGE】

NYCマラソンMAP

レースの中盤となるプラスキー橋を渡ってクイーンズのロングアイランドシティへ。3:55集団についていけば、サブ4だなあと、つかず離れずでなんとかついていく。

さらに4キロ先のマンハッタンへ続くクイーンズボロ橋へ。いよいよ3つ目の橋。橋の上にはランナーしかいなくて、声援が途切れる。

イーストリバーを眺める余裕もなく、黙々と走り続ける。ひたすら集団についていったハーフから記憶が飛び飛びで、気づいたら25km地点だった。こんなこと、初めて。

Garminを見たら、25kmのラップが7’12”でドキッ。体感としてはキロ6分切っているはず。

後で別の記録をチェックしたら、5’53”だった。橋の上ってGPS を捕捉しにくいのかな。

25kmでふたつ目のジェルを食べる。もらったスポーツエナジージェルが重いのでそっちを食べようかと思ったけど、持参したアミノサウルスにした。

脚攣り用の漢方薬「芍薬甘草湯」もここで摂取。

<~30km/0:30:51(6’10”/km)タイム2:50:30>

【QUEENS QUEENSBORO BRIDGE〜MANHATTAN 103rd St.】

クイーンズボロ橋

長い橋を渡り切って、いよいよマンハッタン!

レキシントンアベニュー59丁目駅からマンハッタンの1番街を北上してブロンクスへ向かう。

アッパーイーストサイドは熱いお祭りムード。生演奏やスピーカーから流れる大音量の音楽、大歓声に包まれる。

賑やかな声援に迎えられているというのに、気力が切れ始め、3:55集団に遅れ出した。置いていかないで〜〜〜。

どうしよう、歩いちゃおうかなという悪魔の囁きが聞こえ始める。

後半に上げていくはずだったのに、これなら調子のよかった前半にもっと飛ばして貯金を作っておいた方がよかったかも。

脚が攣ったわけでもないのに、エイド ステーションでは完全に立ち止まってゲータレードを飲み、脚に水をかける。

お守りとして持っていたロキソニンを飲む。

暑さのせいなのか、路上で倒れているランナーもいる。

28.8kmのエイド ステーションでもジェルが配られていたけれど、もらわずに通過💨

この辺りでマンホールの段差に気づかず、右足がピキッ。うわうわっ、せっかくここまできたのに、このまま攣っちゃうのかな。

騙し騙しゆっくり走ったら、攣りそう、という段階にとどまって、なんとかセーフ。

<~35km/0:38:58(7’47”/km)タイム3:29:28>

【MANHATTAN 103rd St.〜MANHATTAN HARLEM】

ウィリス・アベニュー橋

1番街に沿って北を目指すと、ブロンクスに至るウィリス・アベニュー橋が現れる。

スタートしてちょうど3時間後の13:20、Willis Avenue Bridgeの手前で、ぱたっと足が止まる。

脚が攣ったわけでもないのに、今日はもう走れない、という気持ちになってしまった。

こんなことって……と一瞬思ったけど、こうなったら写真を撮って楽しもう! と開き直り、ガチレースで初めて写真撮影。橋の手前は歩いている人ばかり!

ウィリス・アベニュー橋手前のランナーたち

渡り切ってブロンクスに入り、マディソン・アベニュー橋で折り返して「スパニッシュハーレム」として知られるイーストハーレムへと再びマンハッタンを下る。ラテン音楽のリズムが心地いい。

イーストハーレム

NYCマラソンは5区すべて合わせ130チーム以上の地元ミュージシャンのバンドが登場するらしい。エリアごとに地域色があって楽しい。

33km過ぎのエイドでバナナが配られている。食べる気はなかったけど、どんな感じで提供しているのか撮影していたら……

33km過ぎのエイドでバナナ

あれ? びっくり、夫を発見!!

「ハーフまではがんばったけど、脚がもうダメだ〜」「私も〜〜〜」と一気に和やかムードになり、写真を撮ってリラックス。

5万人も走っているのに、別々にスタートして出会えるなんて感激!

夫も私ももう懸命に走る気力も脚も残っていなかったので、ヒスパニックやラテン系の方々の応援を受けながら、一緒に歩いたり、たまに走ったり、写真を撮ったりしながら、ゴールまでを楽しむことにする。

夫と遭遇して写真撮影

<~40km/0:37:02(7’24”/km)タイム4:06:30>

【MANHATTAN HARLEM〜MANHATTAN CENTRAL PARK】

夫とセントラルパークラン

終盤はマンハッタンの5番街を下ってゴールのあるセントラルパークを目指す。

36.8kmのエイド ステーションでもバナナは配られていたけれどパス。

110丁目からセントラルパーク横を走るけれど、しばらくは気がつかず、紅葉が綺麗な公園だな〜と思っていた。

「あ、もうセントラルパークだね」とGarminを見たら、平均ペースがキロ6分を超えてしまっていた。

「キロ6だよ、少し上げる?」と言ってみたものの、無理ってわかってる。

確かここからがけっこう長いんだっけ。

人が多くて走りにくい。これって、歩けってこと?

いや、でもすごい応援の人垣ができているので、ここはやっぱり走らなくちゃ、でしょ。

日本人の方からも応援してもらって、ペースはガタ落ちだけど、なんとか2人で走り続ける。

セントラルパークって大きいなあ。

<~42.195km/0:14:14(6’29”/km)タイム4:20:44>

【MANHATTAN CENTRAL PARK〜MANHATTAN CENTRAL PARK】

40kmからのセントラルパークラン

40kmの看板を見て、お〜、いよいよフィナーレだ〜〜〜。

歩いている人も多い。

セントラルパークの南側、59ストリート沿いとコロンバス・サークルからは人の波。数千人の観衆が声を限りに応援してくれる。

大観衆に緊張すると、脚が攣りがちなので、カッコつけようと意識せず、なるべく普通に走るように気をつけないと🙄

「ゴール見えたよ!」と夫がiPhoneを出して、「前を走って」と写真を撮ってくれる。

ゴール手前

ゴール間近で肉離れなのか、女性ランナーを両側から抱える男性ランナーたちの姿。私もボストンマラソンで抱えて欲しかった〜。

最後の2kmはちょっとだけがんばって、キロ6’29”。

世界各国の国旗が掲げられているフィニッシュラインをめがけ、夫と仲よく手繋ぎゴール🏁

手繋ぎゴール

完走タイムは4時間20分44秒、ニューヨークの中心、セントラルパークで感動に包まれた🤗

NYCマラソンゴール

※撮影場所がわからないので、レースの写真は順不同です。

Garminのタイムは4時間20分50秒。

NYCマラソンMAP

5kmごとのラップは公式とズレがあるけれど、トータルでは6秒しか違わなかった。

NYCマラソンラップ

マラソン ゴール後

夫と互いの写真を撮っていたら、

「2人の写真を撮るよ」と声をかけてもらい、並んで撮ってもらった。

メダルをかけてもらって、りんごやドリンクの入ったリカバリーキットをもらうと、ずっしり重い。

リカバリーキット

ポンチョをもらうけれど、暑いせいか防寒用のアルミシートは配られていなかった。

プロのカメラマンがたくさんスタンバイしていて、次々に写真を撮ってくれる。

ポンチョ

フィニッシュラインはランナーのためのエリアで、セントラルパークからなかなか出してもらえない。

どんどんホテルと反対方向へ歩かされ、柵の向こうへ出られたのは72丁目あたりだった。

72丁目あたり

歩いて帰ってもいいかなと思っていたけど、72丁目駅から地下鉄で帰ることにする。

ランナーは無料で乗れるという噂があったけど、普通に地下鉄カードで駅に入った。

16時前にホテルに戻り、お風呂に入る。

ゴール後にもらったリカバリーキット。

リカバリーキット

テレビでマラソンのニュースを流していて、

マラソンのニュース

大迫選手のゴールシーンを見たかったのに、3位までしか映されなかった。残念!

マラソンのニュース

ロックフェラー・センターへ

City PASSで18:15のトップ・オブ・ザ・ロック展望台を予約したので、18時前にホテルを出てロックフェラー・センターまで歩いていく。

ロックフェラー・センターへ

セキュリティチェックはなく(されている人も)、エレベーターで67階の展望台へ。

屋外に出られないのが残念だと思っていたら、階段で69階、70階へと上る。

夜景、とびきり綺麗!

トップ・オブ・ザ・ロック展望台からの夜景

エンパイア・ステート・ビルも見られるのが嬉しいところ。

NYCマラソンランナーのためのボードもあったので、もちろん撮影。

NYCマラソンランナーのためのボード

よい記念になりました。

NYCマラソンランナーのためのボード

下に降り、ライトアップされたスケートリンクを抜けて、

スケートリンク

エントランスに向かい、ゴールドに輝く髑髏を鑑賞。

ゴールドに輝く髑髏

夕食はホテルに近いイタリアン「AZALEA」へ。テラス席に案内してもらったら、11月なのに蚊がすごい!

イタリアン「AZALEA」

お昼ご飯を食べていないので、ガッツリしっかり、ワインとともに食事を楽しんだ。

次回はホールフーズ・マーケット、バーガーランチ、メトロポリタン美術館、中華「Joe’s」などから日本への帰国までをアップします。

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