コロナ禍のランニングの新エチケットとして定着したマスクラン。
できるだけ人の多い時間や場所を避けて走っていても、マスクを着用しないランナーへの視線は厳しいものがあります。
暑くなる前はバフで走っていましたが、バフはずらすときにワイヤレスのイヤホンが落ちそうになります。
イヤホンをしたままサッと脱着しやすいのはマスクだけど、熱がこもって暑苦しい。
「ヤケーヌ」は走るのに一番快適ですが、脱着面のスムーズさはいまひとつ。
というわけで、夏用のスポーツマスクを探していて、ヨネックスのスポーツフェイスマスクを手に入れました!
この記事を書いている私は、フルマラソンデビュー後9年間、サブ4を継続しています。
9月のバーチャルボストンマラソンに向けたトレーニングのため、ヨネックスのスポーツフェイスマスクを GETしました。
コロナ禍のランニングに必要なこと
快適にランニング習慣を続けるためのポイントは3つ。
- 混雑しやすい時間や場所を避けて走る
- 人とすれ違うときには、呼吸に気をつけて、減速して間隔を調整する
- マスクやバフをタイミングよく脱着する
マスクやBUFF、ネックゲイターを着用したまま長距離を走ると、マスクが顔にはりついたり、水分で通気性が悪くなったりして、あまりにも暑く、息苦しく、困難です。
周囲に人がいない場所ではマスクを外し、耳にかけたまま、あごにスライドさせておき、バフなどは首元にたるませておいて、人を見かけたときにサッと口元を覆い、ONとOFFを切り替えましょう。
厚生労働省は「屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、熱中症のリスクを考慮し、マスクをはずすように」と呼びかけています。マスクの着用による熱中症のリスクには十分、気をつけましょう。
マスクは使い捨てから布製へ
もともとマスクは使い捨てが当たり前で、布製の「アベノマスク」にどれくらいの需要があるのかとあやぶみました。でも、使い捨てマスクは次第にドラッグストアでもコンビニでもスーパーでも売り切れ、入手困難なレアアイテムとなりました。
使い捨てマスクが手に入らない場合の代用品として需要が高まったのが布製のマスクです。マスク不足が深刻となったなか、大手メーカーやブランドが続々と繰り返し洗える布マスクの製造に乗り出しました。
いまでは普通に売り場に並ぶようになった使い捨てマスクより、多様なデザインや素材の布製マスクがファッションアイテムの一部としても注目されています。
夏用マスクは冷感・速乾・UV素材が人気
蒸し暑くなるこれからの季節、熱中症の心配もあり、触れるとひんやりと感じる接触冷感や通気性のよい吸湿速乾、UVカットなどの機能を備えた布マスクが夏の必須アイテムといえます。
各メーカーが独自の素材や技術を駆使し、夏用の布マスクが続々と登場しています。
布マスクの主な素材はポリエステルや綿。吸湿性や速乾性、通気性に優れた生地が使われています。編み方や特殊加工などを施したオリジナル生地で、夏に快適に使えるような工夫がされています。
接触冷感タイプ、抗菌タイプ、速乾タイプ、防臭・消臭タイプ、UVカットタイプ、洗濯に強いタイプなど、機能面にも着目し、気に入ったデザイン、着用感、肌触りのものを選びましょう。
ヨネックスのスポーツフェイスマスク【レビュー】
普段使いのマスクではなく、ランニングのときは機能性の優れたスポーツマスクを身につけたい、ランナーなら当然の願いです。
でも、素材や構造が特別仕様だとしても、アンダーアーマーのUAスポーツマスク3,000円(税別)などは価格が高めで、何枚も気楽に買うことはできません。
1,000円以下で手に入れられるものを、と探して見つけたのがヨネックスのスポーツフェイスマスクです。
6月15日12時からヨネックス公式オンラインショップで予約販売されると知り、当日の正午ジャストからチャレンジしましたが、アクセスが殺到。
ようやくアクセスできたときには、すでにSOLD OUTでした。
6月29日の17時まで、新橋のショールームか秋葉原のスタジオに取りに行ける人限定の抽選申し込みを受け付けていたので申し込みをしたところ、6月30日に当選ハガキが届いていました。
涼感素材・キシリトール加工・吸汗速乾・抗菌
商品概要
- 品名:スポーツフェイスマスク
- 品番:AC480
- カラー:4色(ブラック、アイスグレー、ピンク、ライトブルー)
- 素材:
[表地]ポリエステル90%、ポリウレタン10%
[裏地]レーヨン85%、綿10%、再生繊維(セルロース)5%
[紐]ナイロン、ポリウレタン
[ストッパー]ポリ塩化ビニル
[ノーズワイヤー]ポリエチレン - 価格:840円(税別)/1枚
- 原産国:中国
※本商品は飛沫の拡散を抑制するものであり、ウィルス感染(侵入)を防ぐものではありません。
スポーツフェイスマスクは汗に反応して熱を吸収する植物由来キシリトールを生地に配合した、独自の涼感素材「ベリークール」を採用。植物由来キシリトールの涼感効果で口元は爽やかで、洗濯して繰り返し使えます。
涼感効果で実績のある「ベリークール」はこれまでヨネックスのスポーツウェアに幅広く採用されていて、バドミントン日本代表チーム、テニス選手スタン・ワウリンカ(スイス)らのタイトル獲得に大きく貢献したそうです。
特徴
- 生地には吸汗速乾ニットテフロンメッシュ使用
- 抗菌加工で匂いにくい
- 鼻部分の形にフィットする調整機能付き
- 紐調整機能で子どもにもフィット
追加販売、決定!
ヨネックス公式オンラインショップで1万3,750セット(5万5,000枚)追加販売されるそうです。
- 販売方法:専用WEBフォームによる抽選方式
- 追加販売数:1万3,750セット(5万5,000枚)
※4種類の4枚セット
※初回販売品とは一部デザイン変更 - 抽選申し込み期間:2020年7月13日(月)13:00~7月17日(金)23:59
- 抽選発表:2020年7月22日(水) 当選者のみメールにて通知
- 商品のお届け時期:8月上旬頃より順次発送の予定
- 申し込み:ヨネックス公式オンラインショップのウェブサイト
ヨネックスでは、「新機能搭載の新製品マスクの発売を現在計画中、さらなる追加生産についても検討中」とのことですが、まずは申し込みをしておきましょう。
スポーツフェイスマスクで走ってみたら
ヨネックスのマスク、7月9日の夜に手に入れることができました。
カラーは4色。さっそく、マスクをして走ってみました!
サイズ感
サイズはぴったり。少し大きめの方が小顔効果がある気もします。
紐にアジャスター付きなので、サイズ調節が簡単です。
フィット感
鼻部分に左右5cm、計10cmの長さのノーズワイヤーが入っていて、しっかりフィットします。軽く、肌触りは柔らかです。
深めのプリーツが入っているため、口元がマスクに当たりません。
着用感
つけた瞬間、爽やかな香りがする……かなとキシリトールの先入観で思っていましたが、そんなことはありません。微かな薬剤系の香り? がする気がします。
通気性
走ったら涼感効果が感じられるかなと期待しましたが、やっぱり暑い。
しかも、生地がしっかりしているので、呼吸のたびにマスクが膨らんだり萎んだりして、ちょっと苦しい。
マスクを鼻の下にずらすと呼吸が楽です。
吸汗性がすごいのか、口元の側が20分もしないうちにしっとり。
表側はさらっとしているけど、一度外すともう一度する気にならないくらい冷たくなりました。
15kmのランの半分地点で、ずらしていたマスクを再度きちんと装着してみたら、行きよりも呼吸が楽な気がしました。
風向きなのか、冷たく湿ったからか、私が慣れたのか、原因はわかりません。
速乾性
吸汗速乾素材の生地で、手洗いしたところ、すぐに乾きました。
手洗いだけではなく、洗濯機の弱水流で洗ってもいいのが嬉しい!
まとめ
気温がぐんぐん高くなるこれからの季節、爽やかに着用できる夏用マスクをいろいろと試したくなりました。
MUJIのマスク(999円/2枚入り)は30回手洗いで使えるとのことで、布製でも30回しか洗えないのかと感じました。ヨネックスのフェイスマスクは何回洗濯できるのかな。
ミズノの夏用マスク「マウスカバー」も当選したので、7月中か8月に届いたら比べてみます。